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滝村雅晴のパパ料理のススメ!

2022年6月16日
Column #051

父の日に自分で肉料理を作ろう

父の日におすすめのスペアリブ

今月19日は父の日だ。パパ料理研究家として活動を始めてからずっと、父の日は、父親が家族に料理を作って感謝の気持ちを伝える日にしようと言ってきた。

家族のための「日常料理」を作る父親を増やしたいということもあるが、なんとなく、いすに座って感謝されるより、体を動かして自らイベント主催者になるほうが楽しいと思うからだ。家族からのサプライズを期待していたら、何もなかったというのも悲しい。手帳には6月19日に父の日と書かれているので自分が忘れることはない。

父の日に自分で作る料理は、自分が食べたいものを作ってみては。パパ友に、どんな料理を作りたいか聞くと必ず肉料理と返ってくる。オンライン料理教室のメニューも肉料理が人気だ。妻の得意料理とかぶらず、自分の得意料理になるようなものが理想。じゃあ、スペアリブはどうだろう。見た目が豪華で、食べ方も豪快。父の日らしい一品かも。

作り方は意外と簡単。肉にフォークで穴をあけ、ジッパー付き保存袋に、すりおろしたタマネギとニンニク、ケチャップ、ソース、ハチミツ、しょうゆを入れ、漬けてからオーブンで焼くだけだ。小さな子供と一緒に仕込みやすいのもいい。

材料の豚の骨付きあばら肉は、スーパーで手に入りやすい。初めての料理でも、チャレンジしてこそ父の日にふさわしい。

食欲をそそる色と香りに誘われ、かぶりつく。骨の肉を歯でこそげとる。静かに食べる家族。カニを食べる時と同じ。おいしさを堪能するとき、人は自然と黙食になるのだ。

滝村 雅晴氏
たきむら・まさはる

パパ料理研究家。昭和46年生まれ、京都府出身。立命館大卒。平成21年、ビストロパパ代表。26年、日本パパ料理協会設立、会長飯士就任。28年、農林水産省食育推進会議専門委員。SAKANA&JAPAN PROJECT(推進協議会・産経新聞社など)の一環で、父親を魚食推進の担い手に任命する「パパさかな大使」の代表を務める。

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