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2019年11月14日
JFFES情報#008

「常磐もの」食べて福島応援 サンマの小籠包など人気

「全国魚市場&魚河岸まつり」が開幕、ふくしま「常磐もの」エリアの出店で蒸し上がったうに貝焼きを頬張る女性

東京都千代田区の日比谷公園で14日に開幕した第5回「ジャパン フィッシャーマンズ フェスティバル2019~全国魚市場&魚河岸まつり~」では、東日本大震災からの復興支援を目的とした「ふくしま『常磐(じょうばん)もの』を食べようエリア」を設け、福島県産の水産物を使った郷土料理などを提供した。

親潮と黒潮がぶつかる福島県沖を中心とする海域で獲れた魚介類は「常磐もの」と呼ばれ、市場で高く評価されてきたが、福島第1原発事故の影響で需要が大きく落ち込んでいる。「常磐もの」のおいしさを多くの人に知ってもらうため、同エリアを設けた。

目玉は、今回のイベントのために考案した旬のサンマのうま味を凝縮した「さんまのポーポー焼き小籠包」。同県いわき市の漁師飯で、サンマのすり身にみそと薬味を混ぜ丸めて焼いた「さんまのポーポー焼き」をアレンジした。このほか、ウニを貝殻に山盛りにして蒸し焼きにした郷土料理の「うに貝焼き」や同県の名産のホッキ貝のプリプリの身を貝殻にたっぷりと盛った「ほっきグラタン」などを提供した。

台湾からこのイベントのために日本を訪れたという女性(24)は、「ほおばると、新鮮な魚の甘い味わいが口に広がり、意外だった。モチモチでフワフワの生地との相性も抜群でおいしい」と笑顔で話した。

イベントでは、しらこ、カキ、あん肝のプリン体を集めた「痛風鍋」や、イクラが丼からこぼれ落ちる「こぼれいくら丼」などが人気を呼んでいた。

(2019年11月14日)

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