魚料理は身をおろして調理したり、皮や骨を取りながら食べたり。慣れていないと作るのも食べるのも面倒に感じてしまいますね。
「この切り身を使って料理してみましょうか?扱いやすさはナンバーワンといっても過言ではないわ」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生が、カジキの切り身を薦めてくれました。
「クセのない味だから魚が苦手な人も食べやすいし、和洋中といろいろな味付けにも合うのよ」と江上先生。これなら骨も皮もないので、すぐに料理に使えますね。ひなちゃんが喜びそうなメニューにするには?
「ふんわりとした衣をまとわせたフリッターにしてみましょう」
まず、カジキは細長く棒状に切って塩をふり、下味を付けます。今日はひなちゃんも食べるので衣は水で溶きましたが、白ワインを使うと風味がアップするそうです。お弁当のおかずにするときは、ここにカレー粉や粉チーズ、粉ザンショウなどをひとふりして味を付けてもOK。
ソースはトマトを使って手作りしてみました。トマトは皮を湯むきします。へたをくり抜き、沸騰したお湯に30秒ほどつけて冷水に取れば、皮がめくれて簡単にはがせます。
片栗粉をまぶしたカジキに衣を付けて、からりと揚げました。トマトソースをたっぷりのせて食べてみると、「ホワホワのサクサクですぅ~」とひなちゃん。確かに!天ぷらとは食感が違いますね。トマトのフレッシュなうまみが淡泊なカジキに合います。揚げ物なのにさっぱり。夏にぴったりのおいしさです。
カジキ(切り身) | …2切れ |
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溶き卵 | …1/2個分 |
白ワイン(または水) | ……大さじ2 |
塩、片栗粉、小麦粉、揚げ油 | |
[トマトソース]トマト1個、タマネギ30g、おろしニンニク小さじ1/2、塩、コショウ |