
アジバーグ
うまみ詰まった一品
うまみ詰まった一品
一尾魚をさばける男性ってカッコいいですよね。ひなちゃんの食育にもなるし、マスターしたいな。
江上料理学院副院長の江上佳奈美先生は、「基本のアジの三枚おろしからやってみましょうか?」。まな板を2枚並べ、腕まくりしました。先生をお手本に挑戦してみます。
最初に「ぜいご」と呼ばれる、尾の近くにある硬いうろこをそぎ取ります。胸びれの下に包丁を入れて頭を落とし、肛門から頭の方まで切り開いて内臓をかき出しました。
「ここで、おなかの中をこすりながら流水でしっかりと洗うのが臭みを防ぐポイントよ」と江上先生。
背びれの1ミリほど上のところから中骨に沿うように切り目を入れます。江上先生が包丁を動かすと、刃が中骨に当たってカリカリと音がしました。背側の身が切り離され、今度は腹びれの1ミリほど上のところから同じ要領で切り目を入れ、腹側の身を切り離します。左手で尾を持って尾側の中骨と身の間に包丁を入れ、骨に沿って切り離し、裏側も同様に切り離せば身2枚、骨1枚に。
江上先生がおろしたのと見比べると、僕の方は中骨に分厚い身が残っています。「とにかく慣れることが大切。今日は形を気にしなくていいハンバーグにしましょう」
小骨を丁寧に抜いて、頭側から皮をはぎ取りました。フードプロセッサーにかけた後、成形してこんがりと焼けば出来上がり。「おいしい! アジのうまみが詰まっているわ」とママ。おろすのが上手じゃなくても、こんなにおいしい一品になるなんて。料理の幅が広がりそうです。
アジ(約180g) | …3尾 |
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長ネギ | …320g |
ショウガ | …10g |
卵 | …1個 |
塩、酒、片栗粉、小麦粉、サラダ油 |