魚の国 宝の国 SAKANA & JAPAN PROJECT

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ひなちゃんパパの
家族レシピ

004

アサリとネギのチヂミ

潮干狩りシーズンが到来しました。アサリは採って楽しく、食べておいしく。たくさん採れたときに慌てないように、アサリ料理のレパートリーを広げておかなくちゃ。

「おやつにも軽い食事にもなるチヂミはいかが?」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生が提案してくれました。韓国版のお好み焼きのような、あのチヂミですか? ビールにも合いそうですね。早速、アサリの下ごしらえから始めました。

江上先生が「海水と同じくらいの濃度の塩水に漬けて砂出しをするの」と説明すると、「海にすんでいるからですかぁ?」とひなちゃん。

「そう! すんでいた状態に近くなるようにアサリは塩水、川や湖にすむシジミは水に漬けて砂を吐かせるのがコツよ」と、江上先生が教えてくれました。

水1カップに対して塩小さじ1杯を目安に。アサリをバットなど底が平らな容器に重ならないように並べ、かぶるくらいの量の塩水を入れます。新聞紙などをのせて暗くし、涼しい場所で2時間~半日おきます。砂出ししてから冷凍保存も可。殻と殻をこすり合わせて、よく水洗いしたら、酒を加えて蒸し煮にします。

生地にひと工夫加え、小麦粉に片栗粉を混ぜ、それを溶く水にはアサリの蒸し汁を混ぜました。フライパン(直径20センチ)で両面をこんがりと焼いたら完成。一口食べると、アサリのうまみが広がります。パリッと焼き上がった生地は軽くて、「いくらでも食べられそうだわ」とママ。みんなで採ったアサリで作ったら、もっとおいしいだろうな。

材料
(1枚分)
アサリ(殻付き) …250グラム
小ネギ …4本
…1個
塩、酒、小麦粉、片栗粉、ゴマ油
[たれ]しょうゆ大さじ1 1/2、酢大さじ1、砂糖小さじ1/2、小ネギのみじん切り少量
作り方
1
アサリは砂出しして鍋に入れ、酒大さじ1 1/2をかけて蓋をし、蒸し煮にする。口が開いたら火を止め、殻から身を外す。蒸し汁はこして取っておく。
2
ボウルに卵を割りほぐし、小麦粉大さじ6、片栗粉大さじ2を加える。①の蒸し汁と合わせて70ミリリットルになる水を加え混ぜ、20分ほどおく。
3
小ネギは白い部分をみじん切り(たれ用)、青い部分は3センチ長さに切る。
4
②に①の身、③の青い部分を加えて混ぜる。
5
フッ素樹脂加工のフライパンにゴマ油を薄く引いて熱し、④を丸くのばして両面こんがりと焼く。一口大に切って器に盛り、合わせたたれを添える。
取材協力・江上料理学院
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