潮干狩りシーズンが到来しました。アサリは採って楽しく、食べておいしく。たくさん採れたときに慌てないように、アサリ料理のレパートリーを広げておかなくちゃ。
「おやつにも軽い食事にもなるチヂミはいかが?」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生が提案してくれました。韓国版のお好み焼きのような、あのチヂミですか? ビールにも合いそうですね。早速、アサリの下ごしらえから始めました。
江上先生が「海水と同じくらいの濃度の塩水に漬けて砂出しをするの」と説明すると、「海にすんでいるからですかぁ?」とひなちゃん。
「そう! すんでいた状態に近くなるようにアサリは塩水、川や湖にすむシジミは水に漬けて砂を吐かせるのがコツよ」と、江上先生が教えてくれました。
水1カップに対して塩小さじ1杯を目安に。アサリをバットなど底が平らな容器に重ならないように並べ、かぶるくらいの量の塩水を入れます。新聞紙などをのせて暗くし、涼しい場所で2時間~半日おきます。砂出ししてから冷凍保存も可。殻と殻をこすり合わせて、よく水洗いしたら、酒を加えて蒸し煮にします。
生地にひと工夫加え、小麦粉に片栗粉を混ぜ、それを溶く水にはアサリの蒸し汁を混ぜました。フライパン(直径20センチ)で両面をこんがりと焼いたら完成。一口食べると、アサリのうまみが広がります。パリッと焼き上がった生地は軽くて、「いくらでも食べられそうだわ」とママ。みんなで採ったアサリで作ったら、もっとおいしいだろうな。
アサリ(殻付き) | …250グラム |
---|---|
小ネギ | …4本 |
卵 | …1個 |
塩、酒、小麦粉、片栗粉、ゴマ油 | |
[たれ]しょうゆ大さじ1 1/2、酢大さじ1、砂糖小さじ1/2、小ネギのみじん切り少量 |