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ひなちゃんパパの
家族レシピ

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厚みのある豚肉をこんがり焼く「ポークソテー・しば漬けタルタル」暑さが増してくる時期に

今年の夏は全国的に猛暑となる予想が発表されています。夏バテを防ぐため、食生活にも注意が必要ですね。

「疲労回復に役立つ身近な食材のひとつが豚肉。きょうはおいしいポークソテーの焼き方を紹介するわ。今はやりのタルタルソースを添えて、レストラン顔負けの一皿にしましょう」

江上料理学院副院長、江上佳奈美先生がこう提案してくれました。

厚みのある豚肉を焼く前に押さえたい3つのポイントを教わりました。まず、冷蔵庫から出して室温におきます。冷たい部分が残っていると焼きムラができてしまうとか。加熱で縮んだり、そり返ったりするのを防ぐために欠かせないのが筋切りです。赤身と脂身の間の数カ所に包丁の刃先で切り目を入れます。最後に肉全体を軽くたたくと細かい筋が切れて、やわらかく仕上がります。専用の肉たたきがなければ、水が入った500ミリリットルのペットボトルや、すりこ木でもいいそうです。

塩、コショウで下味をつけて、表にして盛りつける面から焼きます。ロース肉は脂身がある側を向こうに、身の幅がある側を左にして盛りつけると形よく見えますね。いい焼き色がついたら裏返し、こんがりと焼き上げます。

「豚肉は中までしっかりと火を通すことが大切。真ん中あたりに竹串を刺してみて、赤っぽい汁が出てきたらまだ火が通し足りない印。汁が透明だったらOKよ」と江上先生。

しば漬けを使った和風タルタルをかけて、いただきます。蓋をせずに焼いたおかげで外側は香ばしく、中はしっとり。タルタルとの相性もばっちりです。しば漬けが食感のアクセントになり、卵のまろやかな風味が優しくまとめています。ママは「こんなごちそうを食べたら夏バテも吹き飛ぶわ」。

材料
3人分
豚ロース肉
(トンカツ用、1・5センチ厚さ)
…3枚
塩、コショウ、サラダ油、バター
<しば漬けタルタル>
しば漬け40~50グラム、ゆで卵1個、タマネギ10グラム、マヨネーズ大さじ4、牛乳大さじ1~2、しょうゆごく少量
作り方
1
豚肉は室温に30分ほどおく。
2
しば漬けタルタルを作る。しば漬け、タマネギ、ゆで卵の白身はそれぞれみじん切りに。タマネギはしばらく水にさらし、水気を絞る。
3
ボウルにゆで卵の黄身を入れて潰し、マヨネーズ、②を加えて混ぜる。牛乳を少量ずつ加えて滑らかになるようにのばし、しょうゆを加え混ぜる。
4
①の豚肉の筋切りをして、肉たたきなどで軽くたたき、塩、コショウ各少量をふる。
5
フライパンにサラダ油小さじ2、バター小さじ1を熱し、④を表になる面から中火で焼く。こんがりと焼き色がついたら裏返し、中までしっかりと火を通す。
6
器に⑤を盛り、③のタルタルをかける。サヤインゲンのソテーやミニトマトなどをつけ合わせる。
取材協力・江上料理学院
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