

新米のご飯にサバの塩焼き-。ついご飯が進む、この上ない秋の献立です。ところが、「サバはパンとの相性もいいのよ」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生。「トルコ名物のサバサンドを作ってみましょう。香ばしく焼いたサバをフランスパンに挟んで、豪快に食べるの」
意外すぎる組み合わせに興味津々で、まずはサバの下ごしらえから取り掛かりました。
軽く塩をふって2~3時間おき、出てきた水分をペーパータオルで拭き取ります。こうすると生ぐさみを抑えることができます。
フライパンで焼くときは、皮をしっかりと焼いてパリッとさせるのがポイントです。
「仕上げに搾るレモンに加えて、サバとパンをおいしくつなぐためにソースがあるといいわ。これで簡単に作りましょう」と、江上先生が取り出したのは、何とカレーのお供の福神漬け。マヨネーズであえて即席ソースを作りました。刻んだキュウリのピクルスでもいいそうです。
切り目を入れたフランスパンにバターを塗ります。大人だけが食べる場合は、マスタードを混ぜたマスタードバターがおすすめとか。野菜、焼きサバを順に挟み、ソースをかけて出来上がりです。
ひなちゃん用は食べやすい厚さに切って、いただきます。顔を見合わせて「おいしい!」と声を上げました。香ばしいサバとパンは相性抜群。福神漬けソースのほのかな甘み、パリパリの食感がいいアクセントになっています。食べ応え満点で、おなかも心も満たされました。
| サバ(三枚におろして骨を取り除いたもの) | …1枚 |
|---|---|
| フランスパン(バゲット) | …20~30センチ |
| リーフレタス | …2枚 |
| 紫タマネギ | …30グラム |
| レモン(くし形切り) | …2切れ |
| 福神漬け | …20グラム |
| 塩、マヨネーズ、バター、サラダ油 | |