魚の国 宝の国 SAKANA & JAPAN PROJECT

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ひなちゃんパパの
家族レシピ

051

サトイモの明太マヨあえ

「パパ、牛乳を買ってきて」

ママに頼まれてスーパーへ出掛けてみたら、メモを片手に買い物をしている人が何人もいました。「回数を減らして計画的に短時間で」という、買い物エチケットはちゃんと広がっているんですね。

野菜も日持ちがして、家庭で保存しやすい根菜が人気のようです。ふと目に留まったのが泥がついたサトイモでした。定番といえば煮物だけれど煮崩れしないように作れるか心配だな...。

「ポテトサラダと同じように、ゆでて潰すレシピならどうかしら?」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生が勧めてくれました。

サトイモは独特のぬめりを除いてから調理するのが定石です。「皮をむいて塩をまぶし、よくもんで出てきたぬめりを水で洗い流すの。でも、今日は皮つきのままゆでてから皮をむけばOKよ」と江上先生。

よく水洗いして泥を落とし、やわらかくなるまでゆでました。竹串を刺して、すっと通るくらいが目安です。皮をむいたらマッシャー(食材を押し潰す調理器具)、麺棒、フォークなどを使って潰します。潰し具合はお好みでいいそうです。

からし明太子とマヨネーズを合わせた明太マヨであえれば、何とも春らしい色合いの一品が完成しました。

ねっとり、ほっくり...。粗めに潰したおかげで、ユニークな食感に仕上がりました。「どことなく居酒屋メニューっぽくない?」と言っていたママも、「ピリ辛でおいしい!」と、にっこり。ひなちゃんも食べるときは辛味のないタラコで作ってみよう。おいしい手作りのおつまみで“おうち居酒屋”が、ますます楽しくなりそうです。

材料
(3、4人分)
サトイモ …5個(350グラム)
からし明太子 …70グラム
小ネギ …1本
マヨネーズ …大さじ3
作り方
1
サトイモはよく水洗いし、皮つきのまま水からゆでる。皮をむいてマッシャーやフォークなどで軽く潰す。
2
からし明太子は包丁で粗くたたく。
3
小ネギは小口切りにする。
4
ボウルに②、マヨネーズを入れて混ぜ、①を加えてあえる。
5
器に④を盛り、③を散らす。
取材協力・江上料理学院
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