春は新しい季節の始まりです。春のお祭りといえばイースターがあります。イエス・キリストの復活を祝う行事で、「春分の日を過ぎて最初の満月の次の日曜日」、つまり今年は4月4日。イースターのシンボルで有名なのが“卵”ですね。
「卵に色を塗ってテーブルに飾りたいです」とひなちゃん。それも楽しそうだけれど、僕は食べられる料理の方が興味をそそられるなぁ。
「スコッチエッグを作ってみるのはどうかしら?」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生がすすめてくれました。
ゆで卵をハンバーグみたいな肉ダネで包んで、パン粉をつけて油で揚げる...。レシピを思い浮かべてみても、かなりハードルが高そうです。
「今日は揚げずに焼きましょうか。卵もこれを使って」と、江上先生はウズラ卵の水煮を取り出しました。一口サイズのかわいらしいスコッチエッグが作れそうですね。
小さい卵を包む肉ダネは、タマネギをできるだけ細かいみじん切りにするのがポイントです。ひき肉、パン粉などとともに粘りが出るまでよく混ぜたら、小麦粉をまぶしたウズラ卵を覆うように包んでいきます。
「火を通りやすくするために、肉ダネは厚くならないように注意してね」と江上先生。衣をつけ、フライパンで転がしながら、全面にこんがりとした焼き色をつけました。
ひなちゃんはパクッと口に入れ、「ふんわりとしていておいしいですぅ」。味付けはデミグラスソースやトマトケチャップなどお好みで。半分に切ると黄身の鮮やかな色が現われて、お祭り気分が盛り上がります。
合いびき肉 | …100グラム |
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ウズラ卵水煮 | …8個 |
タマネギ | …50グラム |
溶き卵 | …1個分 |
塩、コショウ、パン粉、小麦粉、サラダ油 |