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ひなちゃんパパの
家族レシピ

088

残ったビールや牛乳を使ってはんぺんの英国風チーズ焼き

暑い日ほど、冷たいビールのひと口目のおいしさはこたえられません。

「ひなちゃんパパ、英国定番の『ウェルシュラビット』をご存じかしら。残ったビールを使って作れる料理なのよ」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生。ラビットとは、まさかウサギの料理…?

「いえいえ。トーストに温かいチーズソースをかけた料理なの。ビールやパンなど、少しだけ残った食材で作れるエコな料理よ。今日はひなちゃんも楽しめるように、アレンジして作りましょう」

ビールは牛乳に、パンは何と冷蔵庫にあったはんぺんに替えて作ってみることにしました。

チーズソースには英国を代表する硬質チーズ、チェダーチーズを使うと本場の味に近づきますが、なければピザ用チーズでもOK。おろしたチーズと小麦粉を混ぜ、ビールの代わりに牛乳を加えて火にかけます。煮立たせると焦げついてしまうので火加減に注意するのがコツです。

チーズが溶けたらウスターソースとマスタードを加えます。ウスターソースも英国生まれの調味料で有名ですね。火を止めて卵黄を加え混ぜると滑らかで色鮮やかなソースが出来上がりました。はんぺんの上にとろりとかけて、オーブントースターで軽く焼き色をつけたら完成です。

ひなちゃんは食感を気に入って「ほわほわでおいしいですぅ!」。確かにおでんのはんぺんとは、ひと味違います。まろやかなチーズソースとの相性も抜群。今度はビールで作ってみよう。江上先生いわく「ほのかな苦みがアクセントになって後を引く味よ」。

材料
(4人分)
はんぺん(大判) …2枚
チェダーチーズ(すりおろし) …60グラム
牛乳(またはビール) …大さじ2
ウスターソース …小さじ1
マスタード …小さじ2分の1
卵黄 …1個分
パセリのみじん切り …少量
薄力小麦粉、バター
作り方
1
はんぺんは斜め半分に切り、重ならないように耐熱皿に並べる。
2
鍋にチェダーチーズ、小麦粉小さじ2を入れて混ぜる。牛乳、バター5グラムを加えてよく混ぜ合わせ、中火にかける。チーズが完全に溶け、全体が滑らかになるまでかき混ぜ、ウスターソース、マスタードを加える。
3
②の鍋の火を止めて粗熱を取り、卵黄を加え混ぜる。①のはんぺんの上にまんべんなくかける。
4
オーブントースターで軽く焼き色がつくまで焼く。上にパセリのみじん切りを散らす。
取材協力・江上料理学院
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