いよいよラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会が開幕しました。日本代表はきょう、チリと初戦を戦います。勝利で飾って、いい流れに乗ってもらいたいですね。
日本とチリ。日本から見れば地球の反対側にあって遠く離れていますが、身近な食卓では、何といってもチリ産のサケがおなじみです。
「サケを使って、チリの人たちが好きなエンパナーダを作ってみましょうか?」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生がすすめてくれました。
エンパナーダの作り方は、ざっとこんなふうです。小麦粉を練った生地にひき肉や野菜、ゆで卵などの具を包んで焼く。油で揚げることも。チリの人たちは、おやつでもおつまみでも、よく食べるスナックなのだとか。日本でいう「総菜パン」に似ていますね。
でも、生地から作るとなると、時間がかかりそうです…。「今日はこれを使って簡単に作りましょう」と、江上先生がギョーザの皮を使った時短レシピを教えてくれました。
まず、サケはグリルで焼きます。「サラダ油を引いたフライパンで焼いてもOKよ」と江上先生。身を細かくほぐし、みじん切りのタマネギ、パセリと炒め合わせたら、いったん冷まします。これで中に入れる具の出来上がり。溶き卵を塗ったギョーザの皮にのせて2つ折りにし、縁を内側に折り込みます。表面にも溶き卵を塗ったらオーブンへ。こんがりと焼きます。
焼きたてをほお張ると、素朴なおいしさで何個でも食べられそう。塩味をつけていないのに物足りなさはなく、「ソースがいらないわ」とママ。ラグビー観戦にもってこいの一品です。
サケ(甘塩) | …2切れ(約150グラム) |
---|---|
タマネギ | …50グラム |
パセリ(みじん切り) | …大さじ1 |
ギョーザの皮(大判) | …20枚 |
溶き卵 | …1個分 |
コショウ、サラダ油 |