日は「スポーツの日」。運動会や体育祭のシーズン真っ盛りです。
「パパ、海の中で一番速く泳ぐのはどんなお魚ですかぁ?」
ひなちゃんにこう聞かれたので調べてみると、食卓でもおなじみのカジキ類でした。マグロやカツオよりも速いなんて、意外ですね。
「大きいものは4メートルにもなる大型魚なの。一般的に『カジキ』『カジキマグロ』という表示で売られているわ」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生が教えてくれました。
速く泳げるだけでなく、食材としての魅力にもあふれているそうです。切り身で売られ、骨がほとんどない。値段が安定している。クセがなく、味付け次第でアレンジが自在…など。レパートリーを広げるチャンスです。
早速、ソテーにしてみました。形を生かしてスティック状に切り、下味を付けます。江上先生いわく、「味が淡泊なので下味をちゃんと付けるのがコツ。おいしさに差がつくわ」。
ソースは、すりおろしたタマネギを使って。辛みを和らげるため、あらかじめ電子レンジで軽く火を通します。根の付いたお尻のほうを持つとおろしやすく、バラバラになりません。
カジキの汁気をペーパータオルで拭き、片栗粉をまぶしてフライパンで焼きます。空いたフライパンにしょうゆなどの調味料、おろしタマネギとニンニクを順に入れて煮立たせ、カジキを戻し入れてさっと絡めれば完成です。
ニンニクの香りに食欲が刺激され、箸が止まりません。「ソースがしっかりと絡んで、どこを食べてもおいしいわ」とママ。タンパク質もばっちり取れ、気持ちよく体が動かせそうです。
カジキ(切り身) | …2切れ |
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タマネギ(約100グラム) | …1個 |
ニンニク | …1かけ |
しょうゆ、みりん、酒、砂糖、片栗粉、サラダ油 |