新米のご飯がおいしく、旬の食材で作った料理がおいしく…。食欲の秋が一層深まり、あれもこれも食べたい!と、ついつい欲張りになってしまいますね。
「ごちそうになる炊き込みご飯を作ってみてはどうかしら?」。江上料理学院副院長の江上佳奈美先生はそういって、台所にあるストック食材の中から、サバのみそ煮缶詰を取り出しました。
ご飯のおかずにサバみそ煮は最高の組み合わせですが、これを一緒に炊くとどうなるのか、興味津々です。
まずお米を洗い、水に漬けている間に、具材の下ごしらえに取りかかりました。サバみそ煮缶は身と汁に分けておきます。汁は味付けに使います。身はひなちゃんが食べることを考え、骨を丁寧に取り除きました。
「ショウガを利かせるのがおいしさのポイントなの」と、江上先生が教えてくれました。材料を炊飯器に入れて、スイッチオン。蒸気が立ち上ると、いい香りが漂い始めました。炊き上がったら、すぐに食べたい気持ちを抑えて、十分に蒸らします。
茶碗(ちゃわん)に山盛りによそい、小口切りのネギを散らして彩りよく仕上げました。三ツ葉や青ジソに替えてもOK。
「おいしい!」「幸せ~」。思わず、感嘆の声がもれます。うまみがたっぷり溶け出した缶汁を使うから、だしがいらなかったんですね。お米の一粒一粒にうまみがしみ込んで、こたえられないおいしさです。ショウガのアクセントもうまい具合に利いています。「これならお魚が苦手な子でも食べられるかも」とママ。よし、今度は土鍋を使って炊いてみよう。
米 | …2合 |
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サバみそ煮缶詰(内容量200グラム) | …1缶 |
油揚げ | …1枚 |
ショウガ(千切り) | …40グラム |
小ネギ(小口切り) | …2~3本分 |
酒、しょうゆ |