24日は「和食の日」です。〝好きな和食ランキング〟で、必ずといっていいほど上位に挙げられるのが鶏の唐揚げ。専門店もあるほど、人気が高い和の総菜ですね。
「家庭料理の定番でもあるわ。2つのポイントを押さえると、格段においしさがアップするの」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生。改めて作り方を教わりました。
まずは、下味をつける前のこんなひと手間から。鶏肉におろしニンニクと砂糖をまぶして手で軽くもみ込みました。「浸透圧で中の水分が適度に出てくるの。そうすると下味が入っていきやすくなって、しっかりと味がしみ込むのよ」と江上先生。
10分ほどおき、次にしょうゆと酒をまぶして、「おいしくな~れ!」と念じながら、よくもみ込みました。
下味をつけたら、小麦粉と片栗粉を合わせた粉をまぶしつけて油で揚げます。「もうひとつのポイントは『2度揚げ』。最初は低めの温度で、2度目は高温で揚げるの。外側はカリッと、中はジューシーに仕上がるわ」
低めの温度の油に鶏肉を入れると、底のほうへ沈みます。火が通ってだんだん表面に浮いてきたら、一度取り出します。油の温度を上げて、再び油の中へ。温度が下がらないように2、3回に分けて揚げるといいそうです。
こうばしい色と香りが食欲をそそります。ひなちゃんは一口食べるなり、「お店よりおいしいですぅ」。嚙むほどに肉汁があふれ出します。ママも「ジューシーでやわらかいわ。下味がばっちり利いていて、いくらでも食べられそう」。
おいしくいただいた後は、油の処理をきちんと。実はこれも、江上先生に教わった大事なポイントです。
鶏もも肉 | …2枚 |
---|---|
おろしニンニク | …小さじ1 |
砂糖、しょうゆ、酒、小麦粉、片栗粉、揚げ油 |