魚の国 宝の国 SAKANA & JAPAN PROJECT

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滝村雅晴のパパ料理のススメ!

2019年5月16日
Column #014

父の日にエプロン贈ろう

父の日にもらったエプロン姿のパパの絵

5月の母の日の翌月にやってくるのが父の日。6月の第3日曜日だ。母の日に比べてなんとなく地味な感じに思えるのは僕だけか。忘れられがちなので、自分でさりげなくアピールする父親も多いはず。世のパパたちは感謝されたいのだ。

父の日のプレゼントといえば、ネクタイ、甚平、お酒などが思い浮かぶが、10年前に、父の日のイメージを変えたいと思い、布製手作りかばんで知られる京都の「一澤信三郎帆布」にお願いをしてパパに似合うエプロンを作ってもらった。「父の日にエプロンを贈ろう」と売り出したのだ。

仕事が終わってから、家事にスイッチを切り替えるため、パパ用の家の仕事着がほしいと思った。なぜなら、自分自身も専用のエプロンを身に着けることで家事を始めようと意識が変わったから。カタチから入るのも悪くない。

父の日にあえて、父親自ら料理を作って、家族をもてなしてみよう。プレゼントにもらった、新しいエプロンを身に着けて。家族も父の手料理を食べながらだと感謝の気持ちを伝えやすいのではないか。

私も父の日に、娘たちから手紙や絵で感謝の気持ちをもらい、仕事をしているデスクの前に、所せましと張っている。その絵のほとんどが、エプロンを着けた絵だ。パパ料理研究家になる前から、パパの絵はエプロン姿だ。

父の日になると商業施設などで、父の日の似顔絵展覧会が開かれる。その中にエプロンを着ているパパがどれぐらいいるだろう。令和は、エプロンが似合うパパが、家族の笑顔を増やす時代になってほしい。

滝村 雅晴氏
たきむら・まさはる

パパ料理研究家。昭和45年生まれ、京都府出身。立命館大卒。平成21年、ビストロパパ代表。26年、日本パパ料理協会設立、会長飯士就任。28年、農林水産省食育推進会議専門委員。SAKANA&JAPAN PROJECT(推進協議会・産経新聞社など)の一環で、父親を魚食推進の担い手に任命する「パパさかな大使」の代表を務める。

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