魚の国 宝の国 SAKANA & JAPAN PROJECT

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滝村雅晴のパパ料理のススメ!

2019年8月15日
Column #017

海で一番はしゃぐのは父親でいい

神奈川県平塚市で開かれた「家族対抗はだし運動会」

「家族対抗はだし運動会」が7月15日の「海の日」に、神奈川県平塚市の平塚ビーチパークで開催された。NPO法人のイクメンクラブが平成25年に東京・お台場で開いたのをきっかけに新潟、宮崎、沖縄などで開催され、昨年は三重県尾鷲市で、私が講師を務めた「親子さかな料理教室」と同時に行われた。

今年は尾鷲の親子が平塚までやってきて、総勢70人のビッグファミリーで、ビーチフラッグス、パパとママのおんぶ徒競走、尾鷲発祥!水ばくだん合戦など、とにかく思いっきり親子で楽しんだ。当日は雨予報だったが、雨が降ることはなく、曇り空のおかげで、かえって涼しく気持ちのいい海の日となった。

海に来るとテンションが上がるのは、子供だけではない。ここぞとばかりに父親たちが、はしゃぎまわった。誰よりも砂だらけになってビーチフラッグを取り合い、ずり落ちる子供を何度も担ぎあげながらゴールを目指し、容赦なく子供たちに水をかけまくる。どの競技もパパたちが夢中になり、その姿を子供たちが見る。

はだし運動会を思いっきり楽しんだ後は、私が考案した「尾鷲の浜そうめん」を食べてもらった。尾鷲産の青唐辛子「虎の尾」をわさび代わりに、特製トマトダレや鯛だしつゆで食べた。戦いの後の心地よい疲れの中、父親たちが何度もお代わりをしに列に並ぶ。

子育てに大事なことは、父親が全力で楽しむ姿を見せること。誰よりも遊び、おいしそうに食べる。これだけでいいのだ。

滝村 雅晴氏
たきむら・まさはる

パパ料理研究家。昭和45年生まれ、京都府出身。立命館大卒。平成21年、ビストロパパ代表。26年、日本パパ料理協会設立、会長飯士就任。28年、農林水産省食育推進会議専門委員。SAKANA&JAPAN PROJECT(推進協議会・産経新聞社など)の一環で、父親を魚食推進の担い手に任命する「パパさかな大使」の代表を務める。

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