サケとタイの切り身で作ったアクアパッツァ
魚介類をトマトやオリーブオイルなどで煮込んだイタリア料理に「アクアパッツァ」がある。これを私が主宰するパパの料理塾でマスターして、家族に大絶賛された半田真哉さんの体験談を紹介する。
半田さんはパパ専用子育てグッズ「papakoso(パパコソ)」の開発・販売会社ワンスレッドを経営している。仕事も家庭も愛するパパで、料理も苦手ではなく、毎日のように家族のために作っている。ただ、レシピは適当で、もう一度作ろうとすると再現不可能な料理が多かったそうだ。
「パパさかな大使になろう! 魚料理マスター講座」で半田さんはアクアパッツァの作り方を学んだ。これまで食べたことも、作ったこともない料理で、料理名からとても家庭で作れるものではないと思っていたという。
料理塾で作るアクアパッツァのレシピはとてもシンプル。アンチョビーや切り身を使えば、誰でも簡単に作れて失敗しない。
早速習った料理を妻や義母に作って披露した半田さん。家にあったサケとタイの切り身で作ったとは思えない見た目で、とても喜んで食べてくれたとのこと。
「魚好きな7歳の長男はもちろん、普段あまり魚を食べない妻や5歳の娘、おばあちゃんにも大好評で、今ではパパの代表的な得意料理の一つになりました」
簡単な料理で、特別な逸品ができあがり、家族の気分も盛り上がるアクアパッツァ。そんな魚料理はたくさんあるのだ。
海の幸で家族を笑顔にするパパは確実に増えている。
パパ料理研究家。昭和45年生まれ、京都府出身。立命館大卒。平成21年、ビストロパパ代表。26年、日本パパ料理協会設立、会長飯士就任。28年、農林水産省食育推進会議専門委員。SAKANA&JAPAN PROJECT(推進協議会・産経新聞社など)の一環で、父親を魚食推進の担い手に任命する「パパさかな大使」の代表を務める。