魚の国 宝の国 SAKANA & JAPAN PROJECT

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滝村雅晴のパパ料理のススメ!

2020年05月21日
Column #026

大成功、オンライン料理教室

母の日に開いたオンライン料理教室

毎年、母の日にパパが手料理を作り、花と一緒に子供のママである妻に感謝の気持ちを伝えようという企画を続けてきた。今年は母の日の10日に産経新聞社とカリフォルニアワイン協会が実施した「母のカリフォルニアワイン作戦2020」キャンペーンの一環として、ワインに合う簡単な魚料理を考案して、オンライン料理教室を開き、パパと子供に自宅で作ってもらった。

本来なら料理教室に集まって実施するのだが、新型コロナウイルス感染防止のため、わが家のキッチンからの中継となった。

オンラインで料理教室を開いたことで、いいことがたくさんあった。参加者それぞれに食材を購入してもらう必要があるので、買い物力がアップ。いつも使うキッチンだからこそ料理の腕も上がる。調理中はママの自由時間。料理ができあがれば、そのまま食卓で家族そろって食事。この日はワインを開けて乾杯。いつも作らない魚料理とワインのペアリングを楽しむ大人の時間。「自宅にいながら外食気分が味わえた」「日頃家で飲まないワインを楽しむいい機会になった」と喜びの声が。

11年間、パパ料理教室の講師を務めてきたが、家事スキルを上げるためには、自宅で料理するオンライン料理教室のメリットが多いと感じた日だった。ピンチの時こそ、新しい発見が生まれるのだ。

「コロナ禍だから」で始めたもので、よかったなら戻さずに変化していこう。男性の家事育児時間が増えたならそのままで。今までが短すぎたぐらい。毎日が母の日でもいいぐらいじゃないか。

滝村 雅晴氏
たきむら・まさはる

パパ料理研究家。昭和45年生まれ、京都府出身。立命館大卒。平成21年、ビストロパパ代表。26年、日本パパ料理協会設立、会長飯士就任。28年、農林水産省食育推進会議専門委員。SAKANA&JAPAN PROJECT(推進協議会・産経新聞社など)の一環で、父親を魚食推進の担い手に任命する「パパさかな大使」の代表を務める。

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