西伊豆町の魅力をギュッと一口でジャパン フィッシャーマンズフェス2022で提供
静岡県西伊豆町の魅力をギュギュっと濃縮した魚介料理が誕生した。駿河湾で獲れたスルメイカを一口で味わえるイタリアン仕立ての「イカすイカディップ」だ。西伊豆町の名産品を使った料理開発プロジェクトの一環で、昨年誕生した干物を丸ごと濃縮した「超濃縮!ひもの丸ごとラーメン」に続く第2弾。17~20日に東京都千代田の日比谷公園で開かれる日本最大級の魚食イベント「第8回ジャパン フィッシャーマンズ フェスティバル2022~全国魚市場&魚河岸まつり~」(主催・SAKANA&JAPAN PROJECT ジャパン フィッシャーマンズ フェスティバル実行委員会)で味わえる。
「イカの身だけでなく、肝も墨も使って、とにかくイカを丸ごと、一口で味わえるような料理を作ろうと思った。見た目は普通のボロネーゼだが、一口食べると、口の中に、イカのうま味が広がり、ビックリするはず」
昨年のひものラーメンに続き、イカディップを考案した東京・虎ノ門にある人気スペイン料理店「エルトラゴン」のオーナーシェフ、栗原靖武さんは新メニューの狙いをこう語る。
西伊豆町から届いた鮮度抜群のイカを粗めのミンチに。タマネギ、ニンジン、ニンニクの香味野菜のみじん切りをフライパンで炒め、イカのミンチ、肝、墨を投入してさらに炒め、白ワインとイタリアントマトを加えて煮込んだ。イベントでは、バケットにのせて食べるスタイルで提供する。価格は600円。
伊豆半島の西側に位置し駿河湾に面する西伊豆町では、古くからイカの一本釣り漁が盛んだ。西伊豆町職員の松浦城太郎さんは「一本釣りで1尾ずつ釣り上げ、丁寧に取り扱って水揚げしているので、身の傷みが少ない。取れたその日のうちに出荷するので、とにかく新鮮で弾力があり、甘みが濃い」と胸を張る。
昨年のイベントで売り切れ完売の大人気となった「超濃縮!エボダイひもの丸ごとラーメン」(800円)と「超濃縮!アジひもの丸ごとラーメン」(同)も販売する。
「魚100%のスープは、まるで魚を飲んでいるよう。カルシウムが豊富な骨まで食べ尽くせる。子供たちにも食べてほしい」と、栗原さん。西伊豆町のおいしさが詰まったディップとラーメンを味わいに、ジャパンフィッシャーマンズフェスへ出かけよう!