魚の国 宝の国 SAKANA & JAPAN PROJECT

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2022年11月13日
#012

西伊豆の海の恵みをギュギュっと濃縮イカすイカディップ&超濃縮!ひものラーメン 「ジャパン フィッシャーマンズ フェスティバル」で味わおう!

西伊豆を訪れた栗原さん(左)と「トマトとガーリックで煮込んだイカすイカディップ」を試作する西伊豆町役場の松浦さん(右)

静岡県西伊豆町でまた、町の名産を使い、おいしさを濃縮した新しい料理が誕生した。駿河湾で獲れたスルメイカの旨味を丸ごと濃縮したイタリアン仕立てのトマトとガーリックで煮込んだ「イカすイカディップ」だ。西伊豆町の名産品を使った料理開発プロジェクトの一環で、昨年誕生した産品の干物を丸ごと濃縮した「超濃縮!ひもの丸ごとラーメン」に続く第2弾。11月17~20日に東京都千代田の日比谷公園で開かれる日本最大級の魚介料理の祭典「第8回ジャパンフィッシャーマンズフェスティバル2022~全国魚市場&魚河岸まつり」では、西伊豆町の海の恵みがギュギュっと詰まったディップとラーメンの両方が味わえる。

一口食べたらビックリ仰天!肝も墨もイカを丸ごと味わえる

「イカの身だけでなく、肝も墨も使って、とにかくイカを丸ごと、一口で味わえるような料理を作ろうと思った。見た目は普通のボロネーゼのようだが、一口食べると、口の中に、イカの旨味が広がり、ビックリするはず」。昨年のひものラーメンに続き、イカディップを考案した東京・虎ノ門にある人気スペイン料理店「エルトラゴン」のオーナーシェフ、栗原晴武さんは新メニューの狙いをこう語る。

栗原さんはパエリアの本場スペイン・バレンシアで修業し国際的なパエリアコンクールで入賞した実績を持ち、薪で炊くパエリアが人気のエルトラゴンなどを経営している。イタリアンや和食の経験もあり、地域の食材を使った創作料理の考案も数多く手がけてきた。

イカスミパスタなどイカをよく使い、相性の良いイタリアンの手法を採用。まずは西伊豆町から届いた鮮度抜群のイカを粗目のミンチに。タマネギ、ニンジン、ニンニクの香味野菜もみじん切りにてフライパンで炒め、イカのミンチ、肝、墨を投入してさらに炒めて、白ワインとイタリアントマトを加えて煮込んだ。

イカすイカディップ

ジャパンフィッシャーマンズフェスティバルでは、バケットにのせて食べるスタイルで提供する。価格は600円。栗原さんの言葉通り、歯応えのあるイカのミンチの甘みと、肝と墨の濃厚な磯の風味が口いっぱいに広がり、まさにイカを丸ごと一口で味わえる逸品だ。

一本釣りで鮮度抜群 西伊豆のイカは弾力があって甘みが濃い!

伊豆半島の西側に位置し駿河湾に面する西伊豆町では、古くからイカの一本釣り漁が盛ん。西伊豆町役場産業建設課の松浦城太郎さんは「一本釣りで1尾ずつ釣り上げ、水揚も丁寧に取り扱っているので、身の痛みが少ない。獲れたその日のうちに出荷するので、とにかく新鮮で、弾力があり、甘みが濃いのが特徴」と胸を張る。

西伊豆町にある直売所「はんばた市場」にも、鮮魚のイカやイカの刺し身、船上干し、塩辛などが並ぶ。方言の「はんばた」は「浜端」と書き、海のすぐそばという意味。目の前の漁港に水揚げされたばかりの魚介類のほか、朝採れの野菜、名産の加工品など地元の食材を購入できる。このほか、町内には、イカの刺し身と漬けの2種類に卵黄をのせた「いか様丼」など、イカ料理を味わえる飲食店が多数ある。
はんばた市場の詳細はこちら

「トマトとガーリックで煮込んだイカすイカディップも今後、瓶詰などで商品化して、はんばた市場でも購入できる名物にしていきたい」と、松浦さん。栗原さんも「ディップとして白ワインと一緒に楽しむと最高。パスタに和えれば、磯の風味が絶妙なイカのボロネーゼのできあがり」と、商品化に期待する。

売り切れ完売の大人気 魚100%の濃厚スープのラーメンも

ジャパンフィッシャーマンズフェスティバルでは、昨年のフェスで売り切れ完売の大人気となった「超濃縮!エボダイひものラーメン」(800円)と「超濃縮!アジひものラーメン」(800円)も販売する。西伊豆町の名産の干物を焼いて、香ばしさを出した上で、丸ごとミキサーで粉末にし、たっぷりのカツオ節でとった出汁、カツオの魚醤のタレと合わせ、ポタージュ状の濃厚なスープに。特注の麺は、スープがよくからむストレートの細麺。仕上げに、干物の頭を煮て魚の風味を付けたオリーブオイルを回しかけ、名産のあおさをトッピングして完成だ。「魚100%のスープは、まるで魚を飲んでいるよう。干物を丸ごと粉末にすることで、カルシウムが豊富な骨まで食べ尽くせる。子供たちにも食べてほしい」と、栗原さん。

超濃縮!エボダイひもの丸ごとラーメン
超濃縮!アジひもの丸ごとラーメン

栗原さんは「ディップもラーメンも西伊豆町の魅力をギュギュっと濃縮した。食べたらきっと西伊豆町に行きたくなる」と胸を張る。はんばた市場では、今回のメニューにも使用した食材など、地元の名産が購入できるほか、指定の釣り船で釣った魚を持ち込むと、町内の飲食店や土産物店などで使える地域通貨「サンセットコイン」で買い取ってくれる「ツッテ西伊豆」も実施している。
ツッテ西伊豆の詳細はこちら

松浦さんは「新鮮な魚介や美しい海と夕陽など魅力いっぱいの西伊豆町にぜひ足を運んでほしい」と話している。ジャパンフィッシャーマンズフェスティバルで、〝魅力濃縮ディップ&ラーメン〟を食べた後は、西伊豆町に出かけて、その魅力を食べて、楽しみ尽くそう!!
「西伊豆町観光協会」公式サイトはこちら

提供:静岡県西伊豆町役場

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