
寒さが厳しい朝は布団から出るのがつらいですね。朝食に温かいみそ汁やスープをおなかに入れないと、一日が始まりません。
「でも、パパはご飯、ひなちゃんはパンがいい、というときはちょっぴり困っちゃうの」とママ。ご飯にもパンにも合う汁物ってどんなものがあるんだろう。
「それなら米国の代表的なスープ、チャウダーを作ってみましょうか。和風に仕上げればご飯にもばっちり合うわ」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生がとっておきのメニューを教えてくれました。
日本では二枚貝を入れたクラムチャウダーが有名ですが、カキや白身魚を使ったり、イタリアからの移民が多い地域ではトマトを入れたりと、実にさまざまな味があるとか。それなら「和風」にしてもよさそうです。
時短・簡単に作れるようにアサリの水煮缶を使い、長ネギ、レンコン、シイタケといった和の野菜を組み合わせました。ベーコンと野菜を炒めたところに小麦粉をふり入れ、牛乳を加えてのばしました。
「味付けに使うのはこれだけ」と、江上先生が手にしたのは白みそ。溶きながら混ぜ、アサリの水煮をうまみの溶け出した缶汁ごと加えました。ぐらぐらと煮立たせず、弱火でレンコンがやわらかくなるまで加熱すればOKです。
「具だくさんでおいしそう」とママ。ふぅふぅ言いながら食べてみるとアサリのうまみが効いていて、白みそだけで味付けしたとは思えない深みのある味わいです。レンコンの食感がアクセントに。うまみも食べ応えもたっぷりのスープで、元気に一日のスタートが切れそうです。
アサリ水煮缶詰(総重量130g) | …1缶 |
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長ネギ | …3センチ |
レンコン | …80g |
シイタケ | …3枚 |
ベーコン(薄切り) | …1枚 |
牛乳 | …2カップ |
白みそ | ……大さじ1弱 |
小麦粉、サラダ油 |