ちり鍋や煮付けで人気の魚といえば、白身のタラ(鱈)。漢字で魚へんに「雪」と書く通り、雪が降る頃に脂がのっておいしくなりますね。
「和食もいいけれど、グラタンやムニエルなど、洋食にもぴったり。相性のいいジャガイモと合わせて、寒い季節にもってこいの洋風のおかずを作ってみましょう」
江上料理学院副院長の江上佳奈美先生が、こうすすめてくれました。
確かに、タラは味が淡泊でクセがないので、和にも洋にもいろいろな料理に合いそうですね。
まず、タラは塩をふって30分ほどおき、出てきた水分をペーパータオルで拭き取りました。このひと手間が生臭みを除くコツです。
ジャガイモは電子レンジで加熱してから、タマネギと一緒に、ニンニクの香りを移した油で炒め合わせます。潰したニンニクはここで取り除いても、そのままでもお好みで。グラタン皿に平らに盛り、焼いたタラを散らして、ピザ用チーズを広げてのせました。
今回はソースは不要で、牛乳をそのまま注ぎ入れました。オーブンに入れて、しばらくするとチーズが溶け、こんがりとおいしそうな焼き色がつきました。
熱々を食卓へ運び、温かいうちにいただきます。牛乳の甘い香りとチーズの香ばしい風味が立っています。ハフハフ…。ホクホクのジャガイモ、やわらかなタラがよくマッチしています。ママは「トロッと溶けたチーズが全体に絡んで、おいしい~っ」。
食欲が全開になって、たちまち〝たらふく〟状態に。心も体もほんわか温まりました。
生タラ(切り身) | …3切れ |
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ジャガイモ | …400グラム |
タマネギ | …100グラム |
ニンニク | …1かけ |
ピザ用チーズ(刻み) | …大さじ3 |
牛乳 | …適量 |
塩、コショウ、サラダ油 |