魚の国 宝の国 SAKANA & JAPAN PROJECT

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ひなちゃんパパの
家族レシピ

012

ブリの和風エスカベーシュ

お正月に欠かせない魚といえばブリ。出世魚なので縁起が良いといわれ、年末の鮮魚売り場に目立つように並んでいます。真冬の寒ブリは煮ても焼いても、刺し身でも何でもおいしいですね。

「多めに買ってきて、刺し身で新鮮な味を楽しんだ後、エスカベーシュにするのはいかが?」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生が勧めてくれました。

エスカベーシュは魚の唐揚げを酢漬けにしたもの。もともとは、魚を長持ちさせるために考案されたスペインの料理だそうです。今日は、刺し身用に薄く切ったブリとしょうゆを使い、和風にアレンジして作ってみます。

まず、片面にだけカレー粉をまぶし、さらに両面に片栗粉をまぶします。「刺し身のブリならすぐに火が通るから、油で揚げなくてもフライパンで焼くだけでOK。簡単でしょ」と江上先生。

さっと炒めたタマネギ、パプリカにしょうゆ、酢、砂糖を加えて一煮し、焼いたブリを漬け込みます。野菜はセロリ、ニンジン、ピーマンなどに変えてもおいしく作れるとか。時々混ぜながら、30分ほどおけば出来上がりです。カレーの香りが食欲をそそります。

「お刺し身が大変身ですぅ~」と、ひなちゃんは目を丸くしています。ママは一口食べて、「おいしい! しょうゆの風味が利いて、しっかりと和の味になっているわ。ご飯にも、お酒にも合うわね」。

おせちをはじめ、和食が増えるお正月の食卓にマッチしそうです。

材料
(3、4人分)
ブリ(刺し身用) …8切れ
タマネギ …50グラム
パプリカ(赤、黄) …各1/2個
パセリ(みじん切り) …少量
カレー粉、片栗粉 …各適量
しょうゆ、砂糖、酢、サラダ油
作り方
1
ブリの片面に薄くカレー粉をまぶし、両面に薄く片栗粉をまぶしつける。
2
フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、①を両面こんがりと焼く。バットなど深さのある器に並べる。
3
タマネギは薄切りに、パプリカ2種はへたと種を取り除いて3センチ長さ、1センチ幅に切る。
4
②のフライパンを軽く洗ってサラダ油大さじ1を熱し、③を炒めてしんなりしたらしょうゆ大さじ2、酢大さじ1、砂糖小さじ1を加えて一煮する。②にかけて時々混ぜながら30分ほどおく。
5
④を汁ごと器に盛り、パセリを散らす。
取材協力・江上料理学院
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