魚の国 宝の国 SAKANA & JAPAN PROJECT

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ひなちゃんパパの
家族レシピ

013

シーフードパエリア

お餅が続いて、そろそろご飯が恋しいな、と思っていたそのとき、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生がフライパンで作るパエリアを勧めてくれました。

直径26センチのフライパンを使って早速作ってみます。まず米を洗おうとすると、江上先生が「待って!ひなちゃんパパ。洗うと水を吸って炊き上がりがベチャッとなってしまうから、洗わないのがコツなの」。

パエリアに欠かせないスパイスがサフランです。花のめしべを乾燥させたもので、ひとつの花から3本しか取れないとか。高価なのも納得です。どういうふうに使うんですか?

「サフランの色素成分は水に溶けやすいから、水に浸して抽出させるの。今は赤いけれど、水に浸すと水が黄色に染まるのよ」と江上先生。乾いたまな板を使って刻み、水に漬けると鮮やかな黄色に。これをそのままブイヨンに混ぜます。

ニンニク、タマネギを炒め、米を加えて軽く混ぜたら、サフランを加えたブイヨンを注ぎ入れます。具を素早く米に埋めるように並べて中火にかけます。いわばたっぷりの具が蓋代わり。加熱ムラがないようにフライパンを動かしながら水気がなくなるまで火を通します。

フライパンごと食卓にのせると、ひなちゃんは目を輝かせて「まるでお花が咲いたみたいですぅ~」。黄色に炊き上がった米に、魚介のうまみが染み込んでおいしいこと!「少し芯が残っているのが本格的だわ」とママ。とはいえ、かたさが気になる場合は、フライパンにホイルをかぶせて蒸らすといいそうです。

材料
(4人分)
…1 1/2合
エビ …8尾
タラ(切り身) …2切れ
タマネギ …1/4個
パプリカ(オレンジ) …1/2個
プチトマト …8個
ニンニク …1かけ
サフラン …ひとつまみ
固形ブイヨン、塩、コショウ、オリーブ油
作り方
1
エビは尾から1節残して殻をむき、背わたを取り除く。タラは一口大に切る。それぞれ塩少量をふる。
2
パプリカは1センチ幅に切る。
3
タマネギ、ニンニクはそれぞれみじん切りにする。
4
サフランは刻んで水大さじ1に漬けて、色が出るまでおく。
5
固形ブイヨン1個を水2 1/2カップに加えて溶き、④を加え混ぜる。
6
フライパンにオリーブ油大さじ1を熱して③を炒め、米を加えて⑤を注ぎ入れる。平らにならして①を米の中に埋めるようにして並べ、同様に②、へたを取ったプチトマトも並べて塩、コショウ各少量をふる。中火にかけて水気がなくなるまで加熱する。パセリのみじん切りなどを散らす。
取材協力・江上料理学院
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