ヒジキの煮物といえば、定番のおふくろの味。ひなちゃんはヒジキって知ってる?
「どんな木ですかぁ~?」
木じゃなくて、海の中で育つ海藻の仲間なんだよ。
「鉄分やカルシウム、食物繊維など、ミネラルたっぷりの海の恵みなの。ひなちゃんパパもぜひ、ヒジキ料理をレパートリーに加えてほしいな」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生に勧められました。
ヒジキは茎の部分を使った太めの長ヒジキ、細かい芽を使った芽ヒジキなどがあるそうです。
「芽ヒジキはやわらかくて、長ヒジキはしっかりとした歯応えが楽しめるわ。好みや料理に合わせて使い分けてね」と江上先生。
芽ヒジキと冷蔵庫にあった豚バラ肉を組み合わせて、食べ応えのあるおかずにしてみることにしました。
まず、ヒジキは水で戻して、水気を切っておきます。鍋に油を熱して豚肉から炒め、ヒジキとニンジンを加えて炒め合わせ、その後にしょうゆ、砂糖など調味料で味を付けて煮ます。汁気が少なくなったところで、江上先生が「火を止めて、蓋をしたままおいておきましょう」。
しばらくして蓋を開けてみると、ヒジキがふっくらとおいしそうに煮上がっていました。
早速、いただきます。「豚肉を入れるとこんなにうまみもコクもアップするのね。しょうゆの甘辛味でご飯が進むわ」とママ。ひなちゃんはご飯に混ぜ、ヒジキご飯にして味わっています。そのアイデア、いただきっ!。
ヒジキ(乾燥) | …15g |
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豚バラ薄切り肉 | …80g |
ニンジン | …40g |
しょうゆ、だし汁、砂糖、みりん、サラダ油 |