鮮魚売り場で、ひなちゃんがじっと見つめていたのがタラコ。「これは海の生き物ですかぁ?」と不思議そうに聞きました。おにぎりの具でも人気があるタラコだよ、と説明すると「あ~っ、知ってますぅ」と、目を輝かせました。
タラコはスケトウダラの卵巣を塩漬けにしたもの。韓国風の辛い調味液で漬けたのがからし明太子(めんたいこ)です。
「タラコは色が赤いので『紅葉子(もみじこ)』とも呼ばれるのよ」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生が教えてくれました。
「熱々のうちに混ぜるのがポイントよ。余熱でバターが溶けて、タラコにも軽く熱が通って、生臭みがなくなるの」と江上先生。
お皿に盛って、海の仲間同士ののりをたっぷりのせました。そのほか、青ジソや小ネギ、カイワレなど青い薬味もよく映えます。
ふわりと立ちのぼるバターの香りがたまりません。一口ごとにプチプチとタラコの粒がやさしくはじけます。おいしいこの味は、和風か洋風か…迷いながら食べているうちに、お皿は空っぽになりました。
タラコ | …2腹(約100グラム) |
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スパゲティ | …250~300グラム |
刻みのり | …適量 |
塩、バター、サラダ油 |