魚の国 宝の国 SAKANA & JAPAN PROJECT

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ひなちゃんパパの
家族レシピ

035

スズキのレンジ蒸しイタリア風

「あっ、スズキだ!」。鮮魚売り場で思わず声を上げると、ひなちゃんが「パパのお友達ですかぁ?」。

スズキは魚の名前なんだよ。季節の魚だから、これを見かけると夏が来たな、と感じるんだ。

「フランスやイタリアでは蒸し焼きにするポワレや、パイ包み焼きなどの料理がよく知られているわ」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生。ハードルが高そうな料理に及び腰の僕に、「簡単にできるレンジ蒸しで味わってみてはいかが?」と勧めてくれました。

切り身を使えばおろす手間がいらないし、電子レンジで調理するなら時短で失敗なく作れそうです。

まず、スズキは塩をふってしばらくおきます。「表面に浮いてくる水分が生臭みのもとなの。しっかりと拭き取るのがコツよ」と江上先生。

マヨネーズにみじん切りにしたタマネギやイタリアンパセリなどを混ぜて、ソースを作りました。

スズキに白ワインをふり、ラップをかけてレンジで2分ほど加熱します。いったん取り出して身にソースとプチトマトの薄切りをのせて再度加熱し、プチトマトが少ししんなりとすればOK。おしゃれに仕上がりました。

蒸した身はふんわりやわらかでジューシー。しっかりと閉じ込められたスズキのうまみとトマトのうまみが重なり、ママは「口いっぱいにおいしさが広がるわ」とにっこり。

江上先生いわく、メカジキやサケでも同じレシピで作れるとか。“面倒で難しい”と思い込んでいた魚料理のハードルが少し下がりました。

材料
(3人分)
スズキ(切り身) …3切れ
タマネギ …20グラム
イタリアンパセリ …2本
プチトマト …4個
おろしニンニク …小さじ1
白ワイン …大さじ2
塩、コショウ、マヨネーズ
作り方
1
スズキは塩少量をふり、30分ほどおいて表面の水分を拭き取る。
2
タマネギ、イタリアンパセリはそれぞれみじん切りにする。
3
プチトマトは3等分に切る。
4
ボウルにマヨネーズ大さじ3、おろしニンニク、コショウ少量を入れて混ぜ、②を加え混ぜる。
5
①を耐熱皿にのせて白ワインをふり、ラップをかけて600ワットの電子レンジで2分ほど加熱する。スズキに④を等分してのせ、その上に③をのせる。再びラップをかけて600ワットの電子レンジで20~30秒加熱する。
6
器に⑤を盛り、イタリアンパセリ(分量外)などをのせる。
取材協力・江上料理学院
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