猛暑が続くと脂っぽくなく、さっぱりとしたものが恋しくなりますね。こういうときにぴったりなのが和食。今日も冷たいそうめんにしようかな?
「そうめんもいいけれど、いつもとは違うそうめんで、さっぱりとした和総菜を作ってみましょうか」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生が勧めてくれました。
用意したのは、刺し身用のイカを細~く切ったイカそうめんです。具材を酢みそであえる伝統的な和の味、「ぬた」を作ります。
ぬたは漢字で「沼田」とも書くそうで、何ともとろりとした酢みその雰囲気が出ていますね。
酢みそをおいしく作るポイントは、酢に火を通さないこと。みそ、砂糖、酒をよく混ぜてから火にかけ、弱火で1分ほど煮ます。余熱が通らないようにすぐに器に移し、酢を加え混ぜます。
出来上がった酢みそは、今日のところは半量を使います。「冷蔵庫で1週間は保存が利くので、まとめて作ってアレンジを楽しんでね」と、江上先生。キュウリやワカメ、ゆでダコ、蒸し鶏などにも合うとか。さらに、からしやわさびで爽やかな辛味を加えてもOKです。
さっとゆでた万能ネギとイカそうめんを酢みそであえれば出来上がり。みその芳醇(ほうじゅん)な風味とまろやかな酸味が食欲をそそります。ネギの“シャキシャキ”と、イカの“ねっとり”という食感のコントラストも絶妙です。イカは栄養ドリンクの成分で知られるタウリンが豊富。夏バテ解消にも、もってこいの一品です。
イカそうめん(刺し身、80g) | …1パック |
---|---|
万能ネギ | …5本 |
▽酢みそ(作りやすい量) みそ50g、砂糖大さじ1、酒大さじ3、酢小さじ2 |