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ひなちゃんパパの
家族レシピ

061

こんにゃくと根菜のみそ汁

寒ければ寒いほど、一杯のみそ汁がおいしく感じられます。ほんのり甘くて、独特の風味がある白みそを使って、旬でおいしい大根のみそ汁を作ることにしました。

「こんにゃくを加えて食べ応え抜群の一杯に仕上げるのはいかが?」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生がすすめてくれました。

確かに、大根とこんにゃくは相性がいいですね。こんにゃくの切り方は教わるまでもないので、包丁で小さく切りました。

「こんにゃくはひと手間かけて下ごしらえすると、ぐんとおいしさがアップするの。次は包丁を使わないでスプーンで切ったり、手でちぎったりしてみてね」と江上先生。

切り口が粗くギザギザになって、表面積が増えたほうが、味がしみ込みやすくなるそうです。今度はひなちゃんに手伝ってもらおう。

さらに、切った後に下ゆでします。こんにゃくには原料のコンニャクイモ、凝固剤に使われている石灰(水酸化カルシウム)に、渋味やえぐみのもとになるあくが含まれているので、それを抜くためです。

江上先生が「袋に『あく抜き不要』と書かれたものは、水で洗うだけでOKよ」と教えてくれました。

だし汁の中に下ゆでしたこんにゃくと大根、ニンジンを入れて、野菜がやわらかくなったら白みそを溶きながら加えます。

具だくさんのみそ汁に立ち上る湯気から、白みそのいい香りがしてきます。ママは「ほかにおかずがいらないくらいね。こんにゃくの歯応えがいいわ」。僕は七味トウガラシをひとふり。体の芯からじんわりと温まりました。

材料
(3人分)
こんにゃく …1枚(200グラム)
大根 …120グラム
ニンジン …30グラム
小ネギ …1本
白みそ …大さじ2と1/4
顆粒(かりゅう)だし …小さじ1
作り方
1
こんにゃくは小さめの一口大に切る。鍋に入れて水からゆで(沸騰してから1分程度)、水にさらす。
2
大根、ニンジンはそれぞれ皮をむき、小さめの一口大に切る。
3
小ネギは1センチ幅に切る。
4
鍋に水4カップ、顆粒だし、①②を入れて加熱する。野菜がやわらかくなったら白みそを溶き入れ、一煮立ちさせる。
5
器に④を盛り、③を散らす。
取材協力・江上料理学院
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