魚の国 宝の国 SAKANA & JAPAN PROJECT

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ひなちゃんパパの
家族レシピ

064

春雨のフォー風スープ

日本は和食をはじめ、洋食、中華、エスニック…と、実にさまざまな料理をおうちで作って食べています。わが家も調味料の種類は増えるばかりです。ナンプラー(魚醬、ぎょしょう)ってどうやって使えばいいんだろう。

江上料理学院副院長の江上佳奈美先生に尋ねると、「それなら早速、日本でも人気のあるベトナムの麺料理、フォーのような食べ応えのあるスープを作ってみましょうか」と、すすめてくれました。

本場では米粉を使った平たい麺で作りますが、今日は緑豆春雨で。具はエビを選びました。まずエビの殻をむこうとすると、江上先生が「待って!殻はつけたままで煮るとおいしいだしが出るの」。

背わただけ竹串を使って取り除き、水に入れて火にかけました。エビの色がパッと鮮やかになり、火が通ったらそのままの状態で冷まします。

殻をむいて、尾は取っても、取らなくてもどちらでもいいそうです。エビのうまみが溶け出した汁に戻し入れて、ナンプラーとレモン汁を加えます。一煮立ちしたところにゆでた春雨を加え、味をみて物足りなければナンプラーを足して調味します。

器に盛り、パクチーをのせて出来上がりです。パクチー好きは“増し増し”で。一味トウガラシや粗びき黒コショウで辛味を加え、大人の味に仕上げるのもいいですね。

ナンプラーのエスニックな香りが妙に食欲を刺激します。「レモンの風味が爽やかね。おうちでこんな本格的な味が楽しめるなんて」と、ママは喜んでくれました。次は鶏肉を具にして作ってみようかな?食べやすく切ったサラダチキンをのせても、簡単にボリュームが出ておいしそうです。

材料
(2人分)
エビ(殻付き) …10尾
春雨 …100グラム
パクチー(香菜) …適量
レモン汁 …小さじ2
ナンプラー、コショウ
作り方
1
エビは背わたを取り除く。
2
鍋に①、水3カップを入れて火にかける。エビに火が通ったら火を止め、そのまま冷ます。エビを取り出し、殻をむいて身を戻し入れ、ナンプラー大さじ1、レモン汁を加える。
3
春雨は熱湯で2~3分ゆで、ざるに上げて水気を切る。
4
②を一煮立ちさせて③を加え、コショウ少量をふる。味をみて必要があればナンプラー少量で調える。
5
器に④を盛ってパクチーをのせ、薄く半月切りにしたレモンなどをトッピングする。
取材協力・江上料理学院
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