日本は和食をはじめ、洋食、中華、エスニック…と、実にさまざまな料理をおうちで作って食べています。わが家も調味料の種類は増えるばかりです。ナンプラー(魚醬、ぎょしょう)ってどうやって使えばいいんだろう。
江上料理学院副院長の江上佳奈美先生に尋ねると、「それなら早速、日本でも人気のあるベトナムの麺料理、フォーのような食べ応えのあるスープを作ってみましょうか」と、すすめてくれました。
本場では米粉を使った平たい麺で作りますが、今日は緑豆春雨で。具はエビを選びました。まずエビの殻をむこうとすると、江上先生が「待って!殻はつけたままで煮るとおいしいだしが出るの」。
背わただけ竹串を使って取り除き、水に入れて火にかけました。エビの色がパッと鮮やかになり、火が通ったらそのままの状態で冷まします。
殻をむいて、尾は取っても、取らなくてもどちらでもいいそうです。エビのうまみが溶け出した汁に戻し入れて、ナンプラーとレモン汁を加えます。一煮立ちしたところにゆでた春雨を加え、味をみて物足りなければナンプラーを足して調味します。
器に盛り、パクチーをのせて出来上がりです。パクチー好きは“増し増し”で。一味トウガラシや粗びき黒コショウで辛味を加え、大人の味に仕上げるのもいいですね。
ナンプラーのエスニックな香りが妙に食欲を刺激します。「レモンの風味が爽やかね。おうちでこんな本格的な味が楽しめるなんて」と、ママは喜んでくれました。次は鶏肉を具にして作ってみようかな?食べやすく切ったサラダチキンをのせても、簡単にボリュームが出ておいしそうです。
エビ(殻付き) | …10尾 |
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春雨 | …100グラム |
パクチー(香菜) | …適量 |
レモン汁 | …小さじ2 |
ナンプラー、コショウ |