キュウリやナスなど、暑い夏に旬を迎える野菜は、みずみずしくておいしいだけではなく、体の熱を取る働きがあります。旬のものを食べるといい理由がちゃんとあるんですね。
「お料理も工夫次第で、見た目から涼を呼ぶことができるわ」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生。カラフルな夏野菜を使った、冷たいゼリー寄せのレシピを教わりました。
まず、粉ゼラチンに水を混ぜて、しばらくおきます。顆粒(かりゅう)の和風だしでだし汁を作り、戻したゼラチンを入れて溶かせば、ゼリー液の出来上がりです。
野菜はひとつの鍋でパプリカ、オクラ、そしてトウモロコシを次々と軽くゆでました。ゼリー液が冷めて、とろみが出てきたところに野菜を加え、涼しげなガラスの器に入れました。冷蔵庫でよ~く冷やして固めます。
「野菜は枝豆やヤングコーンなど、お好みでアレンジしてもOK。ただし、トマトなど水分が多いものは、ゼラチンが固まりにくくなるので注意してね。小さな器ではなく、大きな器に流し入れて固め、すくうようにしてもいいのよ」と江上先生。
冷蔵庫から取り出して食卓にのせると、一瞬すっと涼しい風が吹いた感じがしました。
「ゼリーはぷるんぷるん、お野菜はしゃきしゃきでおいしいですぅ」と、ひなちゃんは食感が気に入ったようです。ママは、「サラダとはひと味もふた味も違う夏野菜の食べ方ね。ごちそう感もあって、気分が上がるわ!」。
今日は和風だしを使って和の味にしましたが、顆粒コンソメを使えば洋風に仕上がります。今度は、カツオ節から丁寧にだしを取って、〝料亭の味〟を目指しちゃおうかな。
パプリカ(赤) | …大2分の1個 |
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オクラ | …2個 |
トウモロコシ | …2分の1本 |
粉ゼラチン | …7グラム |
和風だし(顆粒)、塩 |