小学生でもレンジで作れる「バターしょうゆうどん」
まずは、簡単ワンプレー料理から始めよう。ごはんを温めるだけで、卵かけごはんや納豆ごはんができる。缶詰を空けてのせれば、丼ランチの完成だ。野菜が足りないとか、栄養バランスのことまで考えない。日々の食生活の中でバランスを保てばいい。
食パンもマヨネーズ、ケチャップを塗って、チーズをのせて焼けば、具無しピザトーストのできあがり。冷凍うどんもレパートリーの幅を広げてくれる。電子レンジで加熱し、めんつゆと卵をかけたら釜玉うどん。バター、しょうゆ、カツオ節、のりとあえれば、毎日でも食べたくなるバターしょうゆうどんができる。
紹介したのはいずれも、包丁や火を使わずに作れる料理だ。小学生のころから自分で食べる料理を作れば、その先は、夕食を作ってくれるようになり、自分の弁当を作って学校に通う子供に育つだろう。
「あの時の自宅待機がなかったら、料理力は身につかなかったな」と、家族で振り返れるような春休みにしたい。
パパ料理研究家。昭和45年生まれ、京都府出身。立命館大卒。平成21年、ビストロパパ代表。26年、日本パパ料理協会設立、会長飯士就任。28年、農林水産省食育推進会議専門委員。SAKANA&JAPAN PROJECT(推進協議会・産経新聞社など)の一環で、父親を魚食推進の担い手に任命する「パパさかな大使」の代表を務める。