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滝村雅晴のパパ料理のススメ!

2020年03月19日
Column #024

家にいる今こそ、子供の料理力アップ

小学生でもレンジで作れる「バターしょうゆうどん」

「新型コロナウイルス感染拡大防止のため」と書かれたメッセージを何度見たことか。学校が休校となり、一人で留守番を余儀なくされる子供も、テレワークで自宅業務をする親も増えている。突然、毎日家で昼食を食べることになった今こそ、子供が料理力をアップするチャンスとしてとらえてみてはどうだろう。子供に昼食を作らせてみるのだ。食べることは、生きること。自炊力を身につけて、生きる力につなげる時間にしたい。

まずは、簡単ワンプレー料理から始めよう。ごはんを温めるだけで、卵かけごはんや納豆ごはんができる。缶詰を空けてのせれば、丼ランチの完成だ。野菜が足りないとか、栄養バランスのことまで考えない。日々の食生活の中でバランスを保てばいい。

食パンもマヨネーズ、ケチャップを塗って、チーズをのせて焼けば、具無しピザトーストのできあがり。冷凍うどんもレパートリーの幅を広げてくれる。電子レンジで加熱し、めんつゆと卵をかけたら釜玉うどん。バター、しょうゆ、カツオ節、のりとあえれば、毎日でも食べたくなるバターしょうゆうどんができる。

紹介したのはいずれも、包丁や火を使わずに作れる料理だ。小学生のころから自分で食べる料理を作れば、その先は、夕食を作ってくれるようになり、自分の弁当を作って学校に通う子供に育つだろう。

「あの時の自宅待機がなかったら、料理力は身につかなかったな」と、家族で振り返れるような春休みにしたい。

滝村 雅晴氏
たきむら・まさはる

パパ料理研究家。昭和45年生まれ、京都府出身。立命館大卒。平成21年、ビストロパパ代表。26年、日本パパ料理協会設立、会長飯士就任。28年、農林水産省食育推進会議専門委員。SAKANA&JAPAN PROJECT(推進協議会・産経新聞社など)の一環で、父親を魚食推進の担い手に任命する「パパさかな大使」の代表を務める。

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