魚の国 宝の国 SAKANA & JAPAN PROJECT

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滝村雅晴のパパ料理のススメ!

2021年5月20日
Column #038

生のカブの甘さに感動

自分で収穫したカブにかぶりつく子供と「さわやかふぁーむ」代表の吉田さん(右)

4月の終わりに、イベントの準備のため、北海道七飯(ななえ)町を訪れた。イベントは、カブの収穫・販売体験とカブとカブの葉を使ったオンライン料理教室がセットになった「道南食育チカラ体験」。同町で食育活動を行うNPO法人「のこたべ」の代表理事、平島竹琉(たける)さん(19)らと企画。協力を得るため、ハウスで有機栽培に取り組む同町の「さわやかふぁーむ」代表の吉田清春さん(68)に会いに行った。

ハウスの中ですくすくと育ったカブを引き抜いて洗い、丸かじりした。こんなに甘くてみずみずしいカブを食べたのは初めて。今でも食感と味を思い出せるぐらい五感が刺激された。自ら体験しないと、人に感動を伝えることはできない。だからこそ北海道までやってきた。

イベントは5月8日に七飯町で開催され、中学生2人、小学生9人、幼児1人と保護者が参加した。葉がピンと張り、真っ白で丸々としたカブを掘り出し、その場でかぶりつく。「甘い!」「おいしい!」と歓声が上がる。声も出さずに食べ続ける子供もいた。

収穫後、「はこだて海鮮市場」(函館市)に移動して子供たちが自ら販売し、最後はカブを使ったオンライン料理教室。ここから私の出番だ。川崎市のスタジオと北海道の参加者の自宅をオンラインでつないで、カブを皮ごと薄切りにした刺し身とソテー、カブの葉のお浸しを一緒に作る。モニターには、味見をする子供たちの笑顔が並ぶ。おいしいには理由がある。大人も子供もそれはなぜか、考えるきっかけになればと思う。

滝村 雅晴氏
たきむら・まさはる

パパ料理研究家。昭和45年生まれ、京都府出身。立命館大卒。平成21年、ビストロパパ代表。26年、日本パパ料理協会設立、会長飯士就任。28年、農林水産省食育推進会議専門委員。SAKANA&JAPAN PROJECT(推進協議会・産経新聞社など)の一環で、父親を魚食推進の担い手に任命する「パパさかな大使」の代表を務める。

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