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ひなちゃんパパの
家族レシピ

024

フォー風そうめん

料理をするようになって、「お昼はそうめんでいいよ」なんて、軽く言えなくなりました。ゆで時間は短くても、お湯を沸かせば台所は暑くなるし、そうめんだけでは栄養のバランスが気になるし・・・。作る人にとっては簡単ではないんですよね。

「暑いときは暑い国をお手本にして、エスニックな料理に変身させてみましょうか?」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生がアドバイスしてくれました。

イメージはベトナムのフォー。鶏肉などでだしを取ったスープに、具は鶏肉や牛肉、それから香りの良い香菜(パクチー)、ミントなどを添えた具だくさんの麺料理です。

「普通は米粉で作った麺を使うところを、そうめんでアレンジしてみましょう」と江上先生。

鶏むね肉は、中華スープのもと(鶏がらスープのもとでもOK)、臭み消しのためのセロリの葉を加えた水からゆでます。身は具に、ゆで汁はスープになるというわけです。鶏肉の皮を取り除いてからゆでると、スープの味がよりさっぱりと仕上がるそうです。鶏肉に火が通ったら冷まして、身をほぐします。

ゆで汁にナンプラー(魚醬(ぎょしょう))、レモン汁、塩を加えて味を調えればスープの出来上がり。そうめんに鶏肉、セロリ、紫タマネギをのせてスープを注ぎ、香菜をトッピングすれば完成です。

ひなちゃんは「こんなそうめんは見たことないですぅ」と、目がキラリ。あっさりした味に、レモンやセロリの爽やかな風味が利いています。味はしっかりエスニック、なのに食べると何だかホッとするのは、そうめんならでは。次はトマトソースでイタリアンにしてみようかな。

材料
(3人分)
そうめん(乾麺) …5~6束
鶏むね肉 …1枚
セロリ(葉付き) …1本
紫タマネギ …50g
レモン汁 …適量
香菜(2cm長さに切る) …適宜
ナンプラー …大さじ1~2
中華スープのもと、塩
作り方
1
セロリは葉を落とし、薄切りにする。葉は取っておく。紫タマネギは薄切りにする。
2
鍋に水6カップ、中華スープのもと小さじ1、①の葉、鶏肉を入れる。火にかけて、あくを取り除きながらゆでる。セロリの葉を除き、そのまま冷ます。
3
②の鶏肉は食べやすい大きさにほぐす。ゆで汁にナンプラー、レモン汁、足りなければ塩少量を加えて味を調える。
4
そうめんは表示通りにゆでて流水でもみ洗いし、水気を切る。器に盛り、鶏肉、①を等分してのせて③の汁を注ぎ入れ、好みで香菜を添える。
取材協力・江上料理学院
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