料理をするようになって、「お昼はそうめんでいいよ」なんて、軽く言えなくなりました。ゆで時間は短くても、お湯を沸かせば台所は暑くなるし、そうめんだけでは栄養のバランスが気になるし・・・。作る人にとっては簡単ではないんですよね。
「暑いときは暑い国をお手本にして、エスニックな料理に変身させてみましょうか?」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生がアドバイスしてくれました。
イメージはベトナムのフォー。鶏肉などでだしを取ったスープに、具は鶏肉や牛肉、それから香りの良い香菜(パクチー)、ミントなどを添えた具だくさんの麺料理です。
「普通は米粉で作った麺を使うところを、そうめんでアレンジしてみましょう」と江上先生。
鶏むね肉は、中華スープのもと(鶏がらスープのもとでもOK)、臭み消しのためのセロリの葉を加えた水からゆでます。身は具に、ゆで汁はスープになるというわけです。鶏肉の皮を取り除いてからゆでると、スープの味がよりさっぱりと仕上がるそうです。鶏肉に火が通ったら冷まして、身をほぐします。
ゆで汁にナンプラー(魚醬(ぎょしょう))、レモン汁、塩を加えて味を調えればスープの出来上がり。そうめんに鶏肉、セロリ、紫タマネギをのせてスープを注ぎ、香菜をトッピングすれば完成です。
ひなちゃんは「こんなそうめんは見たことないですぅ」と、目がキラリ。あっさりした味に、レモンやセロリの爽やかな風味が利いています。味はしっかりエスニック、なのに食べると何だかホッとするのは、そうめんならでは。次はトマトソースでイタリアンにしてみようかな。
そうめん(乾麺) | …5~6束 |
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鶏むね肉 | …1枚 |
セロリ(葉付き) | …1本 |
紫タマネギ | …50g |
レモン汁 | …適量 |
香菜(2cm長さに切る) | …適宜 |
ナンプラー | …大さじ1~2 |
中華スープのもと、塩 |