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ひなちゃんパパの
家族レシピ

032

オイルサーディンと大豆のトマト煮

今日は節分。恵方巻きを食べたり、豆まきをしたりするほかにも、ヒイラギの枝にイワシの頭の部分を刺して、家の玄関に置く地域もあります。ヒイラギの葉っぱはギザギザしているので鬼が嫌がり、イワシの頭の臭いが鬼を寄せ付けない、というのがいわれらしいです。

「ひなちゃんパパ、この缶詰を知っている?」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生。それはオイルサーディンでした。缶を開けると、油漬けの小ぶりなイワシが整然と並んでいました。頭がきれいに取り除かれていますね。

「おつまみのイメージが強いけれど、料理にも便利に使えるのよ。大豆缶と合わせて、節分ならではの料理を作ってみましょうか」

へぇ~、缶詰入りの大豆もあるんですね。「ドライパック」という製法で蒸し上げてあり、長期保存が利くので常備しておくと重宝しそう。さらに、トマトの水煮缶も使ってトマト煮を作ってみました。

みじん切りにしたタマネギをオイルサーディンの油で炒めます。水煮トマト、大豆などを加えて、蓋をして5分ほど煮ます。

江上先生は「オイルサーディンの塩分もあるので、料理に使うときは調味料を控えめにするのがコツよ」とアドバイスしてくれました。

イワシは形が崩れないように、最後に加えて一煮すれば出来上がり。

「イワシとトマトのうまみがばっちり合っているわ。大豆もホクホクしておいしい」とママ。3缶を使った料理は簡単・スピーディー・おいしいと、これまた“3冠”でした。

材料
(4人分)
オイルサーディン缶詰(固形量75グラム) …1缶
大豆ドライパック缶詰(内容量100グラム) …1缶
トマト水煮缶詰
(カットタイプ、総重量400グラム)
…1/2缶
タマネギ …40グラム
パセリのみじん切り …少量
白ワイン …大さじ2
顆粒コンソメ …小さじ1
作り方
1
タマネギはみじん切りにする。
2
鍋にオイルサーディンの油を熱し、①を炒める。水煮トマト、大豆、白ワイン、顆粒(かりゅう)コンソメを加えて全体を混ぜ、蓋をして5分ほど煮る。
3
②にサーディンを加え、形を崩さないように静かに混ぜて一煮する。
4
器に盛り、パセリのみじん切りを散らす。
取材協力・江上料理学院
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