今日は節分。恵方巻きを食べたり、豆まきをしたりするほかにも、ヒイラギの枝にイワシの頭の部分を刺して、家の玄関に置く地域もあります。ヒイラギの葉っぱはギザギザしているので鬼が嫌がり、イワシの頭の臭いが鬼を寄せ付けない、というのがいわれらしいです。
「ひなちゃんパパ、この缶詰を知っている?」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生。それはオイルサーディンでした。缶を開けると、油漬けの小ぶりなイワシが整然と並んでいました。頭がきれいに取り除かれていますね。
「おつまみのイメージが強いけれど、料理にも便利に使えるのよ。大豆缶と合わせて、節分ならではの料理を作ってみましょうか」
へぇ~、缶詰入りの大豆もあるんですね。「ドライパック」という製法で蒸し上げてあり、長期保存が利くので常備しておくと重宝しそう。さらに、トマトの水煮缶も使ってトマト煮を作ってみました。
みじん切りにしたタマネギをオイルサーディンの油で炒めます。水煮トマト、大豆などを加えて、蓋をして5分ほど煮ます。
江上先生は「オイルサーディンの塩分もあるので、料理に使うときは調味料を控えめにするのがコツよ」とアドバイスしてくれました。
イワシは形が崩れないように、最後に加えて一煮すれば出来上がり。
「イワシとトマトのうまみがばっちり合っているわ。大豆もホクホクしておいしい」とママ。3缶を使った料理は簡単・スピーディー・おいしいと、これまた“3冠”でした。
オイルサーディン缶詰(固形量75グラム) | …1缶 |
---|---|
大豆ドライパック缶詰(内容量100グラム) | …1缶 |
トマト水煮缶詰 (カットタイプ、総重量400グラム) |
…1/2缶 |
タマネギ | …40グラム |
パセリのみじん切り | …少量 |
白ワイン | …大さじ2 |
顆粒コンソメ | …小さじ1 |