
23日は勤労感謝の日。気持ちを込めて、ママにごちそう感のある料理を作りたいな。
「この時季にぴったりなブラウンソースのシチューはどうかしら? ビーフもいいけれど、タンで作るシチューがおすすめよ」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生が提案してくれました。
タンシチュー!? トロトロになるまで、どれくらい煮込めばいいんですか? 「時間をかけた方がおいしくなるから、レストランでは3日間くらい、じっくりと煮込むわ」
そ、そんな…。諦めかけたときに、江上先生が「薄くスライスしたタンでもおいしく作れるのよ」と教えてくれました。
焼き肉用の牛タンと缶詰のデミグラスソースを手に入れて、早速作ってみました。まず、鍋に油を引いて牛タンを焼きます。「加熱しすぎるとかたくなってしまうので、さっと焼く程度でOK」と江上先生。
いったん取り出して、油が残った鍋で野菜を炒め、赤ワインと水を加えて野菜がやわらかくなるまで煮ます。デミグラスソースを加え、焦がさないように弱火で5分ほど煮込みました。種類の違うきのこを組み合わせて入れてもおいしそう。
タンを戻し入れて味を調えれば完成です。ご飯かパンか迷いましたが、今日はご飯を選びました。
ナイフとフォークを添えて食卓にのせると、ママは「わぁ、レストランみたい」。一口食べて、また同じことを言いました。歯応えの良いタンとコクのあるソースがマッチした深い味わい。簡単に作れるけれど、「ありがとう」の気持ちを伝えるのにふさわしいごちそうです。
牛タン(スライス、焼き肉用) | …6枚 |
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タマネギ | …小1個 |
ニンジン | …1/4本 |
ジャガイモ | …1個 |
デミグラスソース缶詰(内容量290グラム) | …1缶 |
赤ワイン | …大さじ2 |
塩、コショウ、サラダ油 |