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ひなちゃんパパの
家族レシピ

056

ホタテの冷やし茶碗蒸し

8月になって、いよいよ暑さも本番。暑い日は冷たくて、のど越しのいい食べ物が恋しくなります。

「プリンやゼリーなどのひんやりとしたデザートもいいけれど、冷たい茶碗(ちゃわん)蒸しはいかが?」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生がすすめてくれました。

茶碗蒸しはママもひなちゃんも大好き。でも、だしを取るのに手間がかかりそう…。と思っていたら、江上先生が缶詰を持ってきてくれました。ホタテ貝柱の水煮缶です。

「具としてはもちろん、うまみたっぷりの缶汁もだしに加えれば、余すことなく便利に使えるの」

早速、缶汁を利用してだし汁を作りました。しょうゆで軽く味付けし、溶き卵と混ぜれば卵液の完成。こし器やざるでこすと、滑らかな口当たりに仕上がるそうです。

具はホタテ、シイタケ、そしておつまみの枝豆も入れちゃいました。

耐熱容器に具材を入れて卵液を注ぎ、ひとつずつラップをかけて、蒸気の上がっている蒸し器に入れました。蓋をして中火で2分、弱火で約10分加熱します。竹串を刺してみて、卵液ではなく透明な汁が出てくれば中まで固まっている合図です。

蒸し器がない場合は、鍋に深さ1~2センチほどの湯を沸かして、ラップをかけた耐熱容器を入れ、蓋をして加熱する、という方法もあるとか。

冷蔵庫で冷やしてからいただきます。「食感もうまみも、ホタテの存在感がすごいわ」とママ。ひなちゃんは「ひんやり、つるんとして、おいしいですぅ」。ひと口ごとに、暑さが和らいでいきました。

材料
(4人分)
ホタテ貝柱水煮缶詰(内容量120グラム) …1缶
…2個
生シイタケ …3枚
枝豆(ゆでたもの) …20粒
顆粒和風だし、しょうゆ
作り方
1
ホタテ貝柱水煮は缶汁を切る。缶汁はとっておく。
2
①の缶汁に水を加えて1と2分の1カップにし、耐熱容器に入れて500ワットの電子レンジで30秒ほど加熱して温める。顆粒(かりゅう)和風だし小さじ4分の1を加え混ぜ、冷ましてしょうゆ小さじ1を混ぜる。
3
ボウルに卵を割りほぐし、②を加え混ぜる。
4
生シイタケは薄切りにする。
5
4個の耐熱容器に①の身、④、枝豆を等分して入れ、③を注いでラップをかける。蒸気の上がった蒸し器に入れて蓋をし、中火で2分、弱火で10~12分加熱する。粗熱を取り、冷蔵庫で冷やす。
取材協力・江上料理学院
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