
秋サケ、秋サバ、サンマ(秋刀魚)…。“秋の魚”は、しっかりと脂が乗った旬のおいしさが楽しめますね。鮮やかな色にひかれ、秋サケの切り身を買ってきて、料理をすることにしました。
「この色を生かして、目先の変わった焼き物を作ってみましょうか。はんぺんを組み合わせると、食感も味付けもばっちりよ」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生がすすめてくれました。
まず、生サケは骨と皮を取り除いて、はんぺんなど、他の材料と一緒にフードプロセッサーにかけます。
「すり鉢を使って滑らかにしてもOK。最初にサケをすってから、はんぺん、ショウガ、片栗粉を順に加えてすり混ぜてね」と江上先生。
平たい円形に整えて、いったん電子レンジで加熱します。これを汁物や鍋料理の具にしてもおいしそうです。表面に薄く片栗粉をまぶしつけてから、フライパンでこんがりと焼き目をつけました。
サケと相性のいいみそとマヨネーズを合わせて、ソースも作ってみました。食卓へ運ぶと、鮮やかなオレンジ色が実に映えます。
ひなちゃんは一口食べて、「ふんわりとやわらかくて、おいしいです~」。サケのうまみがギュッと詰まって、ほのかなショウガの風味もいいアクセントに。みそマヨソースも抜群にマッチしています。
確かに、はんぺんを合わせたら食感がふわふわになって、調味料を加えなくても味が決まりました。これなら魚が苦手な子でも、パクッと食べられそうですね。
生サケ(切り身、約85グラム) | …2切れ |
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はんぺん(100グラム) | …1枚 |
ショウガのみじん切り | …15グラム |
みそ(信州)、片栗粉、マヨネーズ、サラダ油 |