生の魚とは、ひと味もふた味も違うおいしさが楽しめる干物。魚を干すことで水分が飛び、保存性が高まって、うまみも凝縮されます。朝食の定番のおかず、というイメージですが、グリルで焼く以外に、目先の変わった食べ方はあるかな?
「ホッケの干物を揚げ焼きにして、唐揚げ風の一品に仕立てるのはいかが?」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生がユニークな提案をしてくれました。
大きなホッケの干物を切って、薄く小麦粉をつけます。フライパンに油を多めに入れて熱し、両面を色よく焼き上げました。
グリルの掃除が面倒なときは、こうやってフライパンで焼くと、手軽でいいですね。
そして、江上先生はトマトケチャップを持ってきて、「これで甘酢あんを作ってみましょう」。
ケチャップに砂糖、しょうゆなどの調味料を合わせます。干物に塩分があるので、塩は入れなくていいそうです。ひなちゃんの好みに合わせて、ちょっと甘めの味付けにしてみました。鍋に入れて一煮立ちさせ、水溶き片栗粉を加えると、とろみとツヤが出てきました。こんがりと焼いたホッケにかけて、彩りに小ネギを散らせば完成。いつもの干物とは趣が違いますね。
ホッケのこうばしい香りと、あんの甘酸っぱい香りが重なって、食欲をそそります。「皮がパリッとしておいしいですぅ」と、ひなちゃんもすっかり気に入った様子。エスニック料理のような雰囲気もあって、パクチーをのせても合いそうです。
ホッケ(干物) | …1尾分 |
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小ネギ(小口切り) | …1本分 |
小麦粉、トマトケチャップ、酢、砂糖、しょうゆ、片栗粉、ゴマ油、サラダ油 |