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ひなちゃんパパの
家族レシピ

076

ホッケの干物の甘酢あん

生の魚とは、ひと味もふた味も違うおいしさが楽しめる干物。魚を干すことで水分が飛び、保存性が高まって、うまみも凝縮されます。朝食の定番のおかず、というイメージですが、グリルで焼く以外に、目先の変わった食べ方はあるかな?

「ホッケの干物を揚げ焼きにして、唐揚げ風の一品に仕立てるのはいかが?」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生がユニークな提案をしてくれました。

大きなホッケの干物を切って、薄く小麦粉をつけます。フライパンに油を多めに入れて熱し、両面を色よく焼き上げました。

グリルの掃除が面倒なときは、こうやってフライパンで焼くと、手軽でいいですね。

そして、江上先生はトマトケチャップを持ってきて、「これで甘酢あんを作ってみましょう」。

ケチャップに砂糖、しょうゆなどの調味料を合わせます。干物に塩分があるので、塩は入れなくていいそうです。ひなちゃんの好みに合わせて、ちょっと甘めの味付けにしてみました。鍋に入れて一煮立ちさせ、水溶き片栗粉を加えると、とろみとツヤが出てきました。こんがりと焼いたホッケにかけて、彩りに小ネギを散らせば完成。いつもの干物とは趣が違いますね。

ホッケのこうばしい香りと、あんの甘酸っぱい香りが重なって、食欲をそそります。「皮がパリッとしておいしいですぅ」と、ひなちゃんもすっかり気に入った様子。エスニック料理のような雰囲気もあって、パクチーをのせても合いそうです。

材料
(3、4人分)
ホッケ(干物) …1尾分
小ネギ(小口切り) …1本分
小麦粉、トマトケチャップ、酢、砂糖、しょうゆ、片栗粉、ゴマ油、サラダ油
作り方
1
ホッケは4等分に切り、ペーパータオルで軽く水気を拭く。薄く小麦粉をまぶしつける。
2
フライパンにサラダ油大さじ2を熱して①を並べ、こんがりと両面を焼く
3
トマトケチャップ大さじ3、酢、砂糖各大さじ1、水大さじ2、しょうゆ、ゴマ油各小さじ1を混ぜる。
4
片栗粉小さじ1を水小さじ2で溶く。
5
小鍋に③を入れて一煮立ちさせ、混ぜながら④を少量ずつ加えてとろみをつける。
6
器に②を盛り、⑤のあんをかけて小ネギを散らす。
取材協力・江上料理学院
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