今年はクリスマスが休日と重なったので、おうちでお祝いする人も多いのではないでしょうか。

「チキン、ケーキ…それ以外のメニューがなかなか思いつかなくて悩んじゃうのよね」。ママがこうこぼしました。それなら、僕がおしゃれな前菜でも作ってみようか。

「オープンサンドはいかが？好きな具で自由に、簡単に作れるうえに食卓が華やかになるわ」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生が提案してくれました。

ツナ缶、ハム、チーズ、卵…どんな具でもいいとなると、かえって選ぶのが難しいですね。江上先生のおすすめは、「エビとアボカド」。そのアイデアをいただきました。

パンは、フランスパンでも食パンでもお好みで。こんがりと焼いて、薄くバターを塗りました。

アボカドはサイコロ状に切った後、変色を防ぐためにレモン汁をふっておきます。

エビは塩ゆでして、ざるに上げようとしたら、江上先生からストップがかかりました。

「そのままの状態で冷ますのがコツなの。こうするとパサつかず、しっとりと仕上がって、鮮やかな色も保てるのよ」と江上先生。

小さく切って、軽く潰したアボカドとともにマヨネーズであえました。焼き色をつけたパンにこんもりとのせたら完成です。

「緑と赤のクリスマスカラーのお料理にしてくれたのね」と、ママもひなちゃんも大喜び。江上先生がこの具の組み合わせをすすめてくれた理由が、やっとわかりました。