魚の国 宝の国 SAKANA & JAPAN PROJECT

SAKANA & JAPAN PROJECT
Facebook Twitter Instagram

ひなちゃんパパの
家族レシピ

078

タイ茶漬け

さっと食事を取りたいときや、お酒を飲んだ後の締めに食べることが多いお茶漬け。誰でも簡単に作れて、料理といっていいものか…。

「今日はこれを使って特別なお茶漬けを作ってみましょうか?」

江上料理学院副院長の江上佳奈美先生が手にしていたのは、タイのお刺し身。〝魚の王様〟をお茶漬けにするなんて、ぜいたくではありませんか。おいしさを最大限に引き出すために、下ごしらえをきちんとしなくては。

だしにこだわって、タイのうまみに合う昆布だしを取ることにしました。鍋に入れた水に昆布を浸して小1時間おきます。

その間にタイに下味をつけます。甘みを加えるために使うみりんは、加熱してアルコール分を飛ばす「煮切り」という方法を教わりました。

江上先生は、「電子レンジを使えば簡単よ。あえ物など、加熱しない料理に使う場合に、このひと手間を加えてね。ひなちゃんのような小さな子供が食べる場合も、煮切ってから使うほうが安心ね」。

しょうゆと煮切りみりん、煎りゴマを合わせてタイにまぶしました。

昆布だしの鍋を火にかけて、煮立ったら昆布を取り出し、味を調えます。このだしは鍋料理のつゆにもぴったりです。

ご飯にタイをのせてだしをかけ、三ツ葉とお好みでおろしワサビをのせたら出来上がりです。「軽~く火が入ったタイがおいしいわ!」とママ。昆布だしの上品で優しい風味、こうばしいゴマの香りが重なって、これはもう立派な高級和食です。

材料
(3人分)
タイの刺し身(薄切り) …9切れ
昆布(3×5センチ) …1枚
ご飯(温かいもの) …茶碗(ちゃわん)3杯分
三ツ葉 …2本
煎りゴマ(白) …大さじ1
おろしワサビ …適宜
塩、みりん、しょうゆ
作り方
1
鍋に水(3 1/2)カップを入れて昆布を浸し、30分~1時間おく。
2
耐熱容器にみりん大さじ1を入れ、ラップをかけずに600ワットの電子レンジで20秒加熱して冷ます。
3
三ツ葉は1~2センチ長さに切る。
4
②、しょうゆ大さじ2、煎りゴマを合わせ、タイにまぶす。
5
①を火にかけて煮立たせ、昆布を取り除く。塩小さじ1/3、しょうゆ小さじ1/2を加えて味を調える。
6
器にご飯を盛り、④を等分してのせて⑤のだし汁をかける。③、おろしワサビをのせる。
取材協力・江上料理学院
Page Top