福島の魚介をPRするドン・ジョーバンら「HAPPYふくしま隊」=22日、東京・日比谷(荻窪佳撮影)
東京都千代田区の日比谷公園で25日まで開かれている全国の魚介料理が楽しめる第4回「ジャパン フィッシャーマンズ フェスティバル2018~全国魚市場&魚河岸まつり」では、東日本大震災と原発事故からの復興に取り組む福島県の漁業と水産業を応援する「福島のお魚を食べようエリア」が登場した。
親潮と黒潮のぶつかる福島沖の海域で獲れた魚介類は「常磐もの」と呼ばれ、市場でも高い評価を得てきた。しかし、震災から7年半が経過した今も風評が残り、消費や販路の回復は道半ばだ。
同エリアでは、「常磐もの」の代表格であるヒラメとアナゴをぜいたくに盛った「常磐もの丼」や、福島県いわき市の郷土料理でウニをホッキ貝に大盛りで盛りつけて蒸し焼きにした「うに貝焼き」や、新鮮なサンマをすり身にして団子にした「サンマのポーポー焼き」、肉厚のホッキ貝を炊き込んだ「ホッキ飯」などを提供している。
初日の22日行われた同エリアのオープニングセレモニーでは、常磐もの丼をPRする海鮮プロレスラー「ドン・ジョーバン」と、そのマネジャーのうみのさちこさん、福島の魅力を世界に発信する「HAPPYふくしま隊」が登場した。ドン・ジョーバンは魚食文化の普及に取り組むプロレス団体「海鮮プロレス」のニューフェース。得意技のヒラメエルボーを披露し、「常磐ものはうまい!」とアピールした。
HAPPYふくしま隊の麺さんは「潮目の福島県沖で獲れる常磐ものは別格。たくさんの方に食べてほしい」と話した。
(2018年11月22日)