福島県の特産品を使ったスイーツが味わえる「ふくしまスイーツフェスティバル」(共催・福島県大熊町、富岡町、楢葉町、産経新聞社)が2月22日(木)~25日(日)の4日間、東京都渋谷区の代々木公園で初開催されます。東日本大震災と原子力災害からの復興応援が目的。昨年8月に福島県の「Jヴィレッジ」で、大熊町のキウイ、富岡町のパッションフルーツ、楢葉町のサツマイモをそれぞれ使ったスイーツ作りのコンテスト「スイーツ甲子園 ふくしまチャレンジカップ」(同)を開催。各町賞に輝いた高校生3組と審査員を務めた3人の著名シェフがコラボレーションして考案したスイーツ3品各1000個を会場のキッチンカーで限定販売します。日本最大級の魚介グルメフェスティバル「SAKANA&JAPAN FESTIVAL2024(魚ジャパンフェス) in 代々木公園」(主催・同実行委員会)と復興応援を目的とした「発見!ふくしまお魚まつり」(主催・同実行員会)との同時開催で実施。スイーツの力で福島を応援します!
グリーン、ゴールド、レッドの3種のキウイを使用した豪華なカップスイーツ。キウイの爽やかな酸味とチーズケーキ、ソフトクリームの濃厚な味わいが絶妙にマッチ。
パッションフルーツの魅力を最大限に生かしたモンブラン風スイーツ。栗、バニラアイス、パッションフルーツのコンビネーションが抜群。
サツマイモのクリーム、甘露煮、チップス、テリーヌが入った濃厚な"サツマイモ"が堪能できる大満足パフェ。アプリコットを加え、甘酸っぱさを追加しました。
※大熊町産キウイはまだ生産量が少ないため、レッドのみ大熊町産を使用。グリーンとゴールドは大熊町から千葉県名取市に移った関本元樹さんが営む「フルーツガーデン関本」のキウイを使用。
※パタトゥ・ピスターシュには一部福島県以外のさつまいもを使用。
高校生パティシエ日本一を決める「スイーツ甲子園高校生パティシエNo.1決定戦」(主催・産経新聞社)の姉妹コンテストとして誕生。大熊町のキウイ、富岡町のパッションフルーツ、楢葉町のサツマイモのおいしさと魅力を多くの人に知ってもらい、東日本大震災と原子力災害からの復興応援を目的に、2023年8月26日に福島県にあるサッカー日本代表のナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」で決勝大会が行われました。全国の高校生を対象に、キウイ、パッションフルーツ、サツマイモのいずれかを使ったスイーツのレシピを募集。657組の応募の中から、食材ごとに3組計9組の出場者を決定。決勝大会では大熊町賞、富岡町賞、楢葉町賞を選出し受賞者に審査員を務める超一流パティシエと一緒に、各食材を使ったスイーツを開発する副賞が贈られました。
【大熊町賞】宮城県泉館山高校
川村由桜さん、石塚彩芽さん
【富岡町賞】神村学園(鹿児島県)
山下侑來さん、坂元心咲さん
【楢葉町賞】おかやま山陽高校
溝口萌音
東日本大震災前には町内に約60軒の果樹農家があり、キウイは家庭で栽培する人も多い町の特産品でした。2019年4月に町内の一部で避難指示が解除され、同年12月に町の有志が地元に誇りと元気を取り戻そうと「おおくまキウイ再生クラブ」を設立。22年秋、みずみずしく爽やかな風味のキウイが初収穫されました。
2023年4月に町の面積の約93%で避難指示が解除された富岡町。同町で生まれ育った「サン・クリーン」の髙橋雅裕社長が、温暖な地元の気候を生かし20年に栽培を開始。手作業で一つ一つ受粉作業を行い、有機栽培で丹精込めて育てられたパッションフルーツではフレッシュな香りと、絶妙な酸味、甘味が楽しめます。
サッカーの聖地であり復興のシンボル「Jヴィレッジ」のある楢葉町で農業の復興に向け新たな特産品として栽培が広がるのがサツマイモ。17年に試験栽培を開始し、白ハト食品工業が同町に設立した「福島しろはとファーム」などが本格的な栽培に乗り出しました。新ブランドの「ふくしまゴールド」は甘味と食感に優れ、スイーツにピッタリの品種です。